生活者の声から新商品アイデアを生み出す

著者:舟久保 竜

定性リサーチのあり方についてまとめました。定性リサーチは、消費者の「事実」をきちんと集めることです。そしてマーケターの「仮説」としっかりつながることです。リアルな「良い事実」は、マーケターの仮説生成に貢献しますし、マーケターの仮説検証にも役立ちます。 消費者の意見という情報は危険な情報です。 事実に仮説がぶら下がって口から飛び出す情報だからです。それは、「事実 + 仮説 = 意見」という構図で説明できます。マーケターたるもの、聞くべきなのは事実です。消費者の仮説ではありません。リアルな、シズル感のある事実を、どう聞くのか、どう集めるのか、そして、どう処理するのかを整理しています。

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「もっといいアイデアを持って来い!」ビジネスの世界にいる方は、誰しも必ず一度は言われたことのある言葉ではないでしょうか。国境や業界の垣根がどんどんなくなり、メガコンペティション(近頃あまり耳にしないけれど、それはすでに到来していることを表しているということ!)の中で他社よりもいち早くより優れたビジネスアイデアを出さなくてはいけないことは、経営としてもとても重要なテーマとなっています。 アイデアをひねり出すために、最も大切なのはアイデアを考えるために必要な情報を、予めどれだけ体内に取り込んでいるかです。マーケティング的には市場の実態を把握するためのリサーチと言ったりもします。経験上、市場の事実をたくさん頭(と言うより体)に入れれば入れるほど、たくさんのアイデアを生み出すことができ、アイデアの質も高くなります。この「市場の事実を集める作業」は発散ではなく収束のプロセスですから、システム化やルール作りがとても有効になります。 本書では、まず市場の事実を効率的に集める方法を紹介します。続いて集めた事実からアイデアの芽になるポイントの抽出方法を紹介し、最後にアイデア発想の1つの手法を紹介します。全般的にBtoCの消費財をテーマとした構成になっていますが、消費財ではなくサービスであっても、あるいはBtoBの商材であっても同様のプロセスが適応できると考えています。

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基本情報

発行日:2016/08/31
発行社:ドゥ・ハウス
ページ数:112(印刷版)
ISBN:9784903649061


目次

第一章 「消費者が変わった」にだまされるな!
・2011年に消費者は変わったのか?
・消費者の変化は都合のいい口実
・生物学的には変わらない人間
・目の前の変化をBMRで捉える

第二章 人の100倍事実を集める
・リサーチの落とし穴
・頭の中のフィルターの問題
・発する人によって、言葉は意味が異なっている
・言葉は真実を伝えるために生まれてきたわけではない
・「聞く」ことの落とし穴に落ちないテクニック
・「聞く」の内容とレベルを知る
・マーケティングリサーチの新潮流
・市場の事実収集を実践してみよう!

第三章 集めた事実を集約する
・集めた事実をすぐにまとめない
・「分類」で商品評価の構造を明らかにする
・「類型」で生活行動を構造的に理解する

第四章 集約した事実からアイデアを発想する
・アイデア発想の基礎となる考え方
・アイデアラッシュの手法
・ウォンツはカテゴリーを越える
・スターバックスコーヒーを支える価値から発想した商品アイデア


著者紹介

2001年ドゥ・ハウス入社。メールマーケティングの企画・実施、クチコミマーケティングの企画提案・営業に従事。2012年12月より取締役に就任。広報・ネットワーク・商品開発を担当し、数多くのNBメーカーの商品に係るWebサイト、ソーシャルメディアの構築・運営を手がける。