周辺の状況

4月16日朝〜19日
ここでは、車で走ってわかった周辺事情やネットで分かった生活インフラの状況などをお伝えする。

●電気、ガス、水道

ほぼ全滅

 16日から18日くらいにかけて、ネットの情報や車で走ってみて周辺の事情がいろいろわかってきました。以下は、生活インフラなどの本震直後からの状況です。

電気

 前述の通り、前震後は一度は復旧していたのですが、本震でまた停電になりました。今度は、停電エリアがさらに広いとのことでした。

 電力供給の状況は、九州電力のホームページから得ることができました。ここには、熊本県の地域ごとの復旧状況が詳細に報告されていて、とても役に立ちました。それによると、益城町の復旧が一番時間がかかりそうで、17日の時点で全体の70%程度がまだ停電だということがわかりました。18日には後25%まで復旧していましたが、すぐ復旧できるところはやった感じなので、これから先は時間がかかりそうでした。

 ちなみに、うちの実家が通電したのは19日だったように思います。

ガス

 実家はプロパンガスだったのですが、ボンベは2本とも倒れ、ガス管も破損していて、とても使える状況ではありませんでした。

 ちなみに、後述する再帰郷した際には、ガス屋さんがボンベを撤去してくれており、ガスメーターも取り外されていました。

水道

 全面的に断水状態になりました。

 私が実家で作業しているときに水道係の方が調査に来たので、聞いてみたら、地下の水道管に被害が出ていて、復旧には時間がかかるとのことでした。

 再帰郷の際も水は来ていませんでした。正確に言うと、うちの水道メーターのところまでは来ていましたが、敷地内のいくつかで水漏れがあり、蛇口からは水が出なかったのです。

 飲み水は、自衛隊の給水車での給水が頼りになっていました。実家はモーターで地下水をくみ上げていましたので、電気が来れば水が出る期待はありましたが、飲み水には利用できないことはわかっていました。