東日本大震災 陸上自衛官としての138日間の記録

著者:西郷 欣哉

自衛隊員の見た東日本大震災

N00489

 本書は、東日本大震災当時、陸上自衛官として139 日間、災害派遣任務に従事した私の経験を時系列にまとめたものである。ただし、内容は、単に自衛隊の行動を記しただけではない。使命感に溢れる行政機関の方々、自らも被災しながら災害復旧に携わる民間企業の方々、親身なボ ランティアの方々の行動を可能な限り克明に記述するとともに、被災された方々の行動・心情・証言を織り交ぜ、災害の状況を、読者の方々にあらゆる方向から感じていただくように努めた。  また、自衛隊の行動においては、私が震災当時、普通科連隊第3 科長という作戦の実務責任者であったこともあり、「なぜ、自衛隊があのように行動したのか」という根拠までを記述し、行政機関の方、会社経営の方の今後の防災・減災対策の参考になるよう工夫した。  災害に遭遇された方々が口にすることは、「私が、このような災害に遭うとは思わなかった」である。決して、私は、その方々が特別だとは思わない。私を含め、皆がそうである。平穏な生活の中、突然の自然の猛威により、災害に遭い、その脅威を初めて知るのである。  私は、読者の方に、本書により「災害とは何か」を体感していただくとともに、明日起こるかもしれない災害対処の糧にしていただくことを希望するものである。 (「はじめに」より)

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基本情報

発行日:2016/11/25
発行社:インプレスR&D
ページ数:208(印刷版)
ISBN:9784844397380


目次

第1章 時が経ても
第2章 初動の5日間
第3章 座布団として
第4章 石巻市街地へ
第5章 様々な活動の中で
第6章 石巻市・女川町安定化作戦
第7章 「湊・渡波地区一斉捜索」への道
第8章 終焉
第9章 熊本地震に遭遇して


著者紹介

平成5年、防衛大学校卒業、37期第43普通科連隊 小隊長を皮切りに第25普通科連隊 中隊長《北海道》最終職務 第20普通科連隊 3科長《山形》。
現在、九州産交バス 運行管理者係長。
宮崎県都城市出身。妻、息子3人。