ゲームを作りながら楽しく学べるPythonプログラミング

著者:田中 賢一郎

高校生のためのPython入門書

N00542

本書の目的はPythonの基礎を習得することです。Pythonは機械学習など最先端の分野で注目されていますが、プログラミングを学習するための言語としても適しています。
プログラミング言語は本を読むだけではなかなか身に付きません。“いろいろなソースコードを読んで、いろいろなプログラムを書いてみる”といったプロセスが大切です。そこで、本書では前半でPythonの文法について説明し、後半で多くのサンプルを取り上げました。どのように文法が実装に落とし込まれているか見て欲しかったからです。このプロセスを継続するときに大切なのはモチベーションです。楽しくなければものごとは続きません。そこで、本書ではゲームを題材に選びました。ゲームで遊ぶのは楽しいことですが、作るのも同じように楽しいはずです。
題材となるゲームは初心者でも入力しやすいように短くシンプルであることを心がけました。すべてのゲームは1つのファイルで完結しています。慣れてくれば数時間で入力できるものもあるはずです。本書に掲載しているゲームの多くは拙著「ゲームを作りながら楽しく学べるHTML5+CSS+JavaScriptプログラミング」に掲載されている内容を移植したものです。
実は私は、Pythonを習得しようと入門書を読んだり、オンラインセミナーを受けたりしたのですが、今一つ身に付いた実感が持てませんでした。しかし、JavaScriptのゲームをPythonに移植してみたところ、あっという手に馴染んで行くことを実感できました。元のJavaScriptもそれほど長いコードではありませんでしたが、移植後のソースコードがさらに短くなったことには驚きを禁じえませんでした。Pythonへの移植作業は、“この処理をこんなに簡単に記述できるんだ!”という発見の連続でした。この“プログラミング言語が手に馴染んでくる”という感覚を読者の方々にもぜひ味わっていただきたいと思います。
Pythonはいろいろな用途に利用できます。本書でカバーした範囲はごく一部に過ぎません。しかしながら、Pythonの基本がマスターできていれば、様々な道を自分で切り開くことができるはずです。機械学習やデータ分析、Pythonの可能性は無限です。自分の興味のある分野に突き進んでいってください。
(「はじめに」より。

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基本情報

発行日:2017/03/24
発行社:インプレスR&D
ページ数:288(印刷版)
ISBN:9784844397533


目次

基本編
第1章 Pythonの紹介
第2章 データ型とデータ構造
第3章 制御文
第4章 PyGame
第5章 その他押さえておきたい事項
第6章 オブジェクト指向

ゲーム編
第1章 Cave
第2章 マインスイーパー
第3章 Saturn Voyager
第4章 Snake
第5章 ブロック
第6章 アステロイド
第7章 Missile Command
第8章 シューテイング
第9章 落ちもの系ゲーム


著者紹介

1994年慶應義塾大学理工学部修了。キヤノン株式会社に入社し、デジタル放送局の起ち上げに従事。その間に単独でデータ放送ブラウザを実装し、マイクロソフト(U.S.)へソースライセンスする。Media Center TVチームの開発者としてマイクロソフトへ。MSではWindows、Xbox、Office 365などの開発・マネージ・サポートに携わる。2016年に中小企業診断士登録後、セカンドキャリアはIT教育に携わると決め、IT系の専門学校で1年間現場経験を積んだ後、2017年春にFuture Coders (http://future-coders.net)を設立。「プログラミング教育を通して一人ひとりの可能性をひろげる」という理念のもと、英語と数学に重点をおいた実践的なプログラミングスクールの運営を目指す。趣味はジャズピアノ演奏。 
著書は、『ゲームで学ぶJavaScript入門 HTML5&CSSも身につく!』2016年インプレス刊、『ゲームを作りながら楽しく学べるHTML5+CSS+JavaScriptプログラミング 改訂版』2017年インプレスR&D刊など多数。