早期離職白書

著者:井上 洋市朗

なぜ、3年で辞めたのか?

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■なぜ3年で辞めるのか?

「最近の若い人は大企業に入っても3年以内で3割が辞めてしまう。」
そんな話を聞いたことがある方は少なくないかと思います。
しかし、実は最近になって若い人が3年で3割辞めるようになったわけではありません。
30年前から多少の上下動はあっても基本的に大学新卒者の3割は3年で辞めていたのです。

本書は「早期離職」をテーマにした白書です。
前半で、早期離職に関する統計情報/インタビュー調査を整理・解説したうえで、
後半では早期離職者25名への個別インタビューの内容を詳細に掲載しており、
分析データだけでは見えない、早期離職に関する個別ケースを知ることができます。

3年で辞める退職理由については様々な理由が言われています。
人間関係が原因、給料が安いのが原因など。
転職サイトが実施した大規模な調査もありますが、データ上の数字だけを見てもリアリティを感じられないという人も少なくないのではないでしょうか。

3年以内で辞めた人それぞれに入社してから辞めるまでのストーリーがあります。
早期離職白書では、一人ひとりのストーリーに迫り、なぜ辞めたのか?
どうすれば辞めなかったのか?
辞めたことを後悔していないのか?などを聞いています。

大卒の3年以内の離職について「最近の若い人は根性がない」「時代が変わった」「コミュニケーション力の低下が問題」など、自分なりの考えを持つ方にこそ読んでいただきたい内容です。

(本書は2016年にクラウドファンディングを通じて「早期離職白書2016」としてまとめた内容を、一部改訂のうえで書籍版として発行したものです)

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基本情報

発行日:2017/03/31
発行社:good.book
ページ数:108(印刷版)
ISBN:9784907554866


目次

第1章 早期離職の現状
1.データで見る早期離職
 (1)早期離職者の推移
 (2)産業別の早期離職率
 (3)事業規模別の早期離職率
 (4)早期離職者数の実数と推移

第2章 早期離職者実態調査・インタビュー調査結果
調査概要
1.調査結果
 (1)退職理由
 (2)退職企業に対する満足度(中分類比較)
 (3)退職企業に対する満足度(詳細設問比較)
 (4)現在の職業
早期離職者 インタビューファイル #1~#25
企業インタビューレポート

第3章 カイラボが考える早期離職
1.重要なのは「ネガティブ退職」を減らすこと
 早期離職者の7割が「ネガティブ退職」という事実
 ネガティブ退職者のうつ病などの精神疾患の発症率は高い
2.会社を辞める「きっかけ」と「決め手」は違う
3.早期離職の三大要因と「成長予感」不足の増加
 成長予感不足の離職が増加傾向
4.若手社員が持つ3つの志向性
 最終的には「個別対応」が求められる


著者紹介

1985年生まれ。成蹊大学経済学部卒業後、株式会社日本能率協会コンサルティングにて大手企業の業務効率化などを担当。業務効率化の名のもとに、人員削減を進めるコンサルティングのあり方に疑問を感じ、2年弱で退職。しばらくのフリーター期間ののち、商社での営業、ビジネススクール運営マネージャーなどを経て2012年3月14日株式会社カイラボを設立。
2013年、自身が2年弱で退職した経験から、新卒入社後3年以内に退職した若者100名への対面インタビューの結果をまとめた「早期離職白書2013」を発行し、早期離職防止コンサルティングを開始。これまでに飲食、小売りなどの不人気業種から東証一部上場企業まで幅広く早期離職防止のための活動実践サポートを行ってきた。
現在は、企業コンサルティング、セミナー、研修登壇のほか、高校生や大学生向けのキャリア教育の授業なども行っている。