被災者と災害ボランティアの共生をめざして-熊本地震の現場から被災者のニーズを問い直す

著者:﨑浜 公之

被災者とボランティアの新しい関係の可能性をさぐる

N00582

本書は著者が平成28年熊本地震の現地調査を踏まえて、新しい被災者支援の可能性を提唱する論文を書籍にしたものです。 本書のもとになる調査は、平成28年熊本地震を事例として扱い、主な調査フィールドとなった熊本県上益城郡益城町では、発災翌日の4月15日に初めて現地入りした後、継続的に恊働的実践及びアクションリサーチを行い、訪問回数は17回、活動日数は64日となっています。調査の結果、ニーズには、言語化可能なものと言語化困難なものがあること、被災者と支援者という一義的な関係において発せられるものと生活者同士の対話的な関係において発せられるものがあることがわかりました。 災害時における被災者の「ニーズは聞いたらわかる」というわけではないし、「ニーズは被災者が、もしくは支援者が一方的に規定する」というわけではないという立場から、ニーズはいかに分類され得るか、そしてそれらに対していかなる被災者支援が求められるかについて、考察します。

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基本情報

発行日:2017/04/14
発行社:インプレスR&D
ページ数:160(印刷版)
ISBN:9784844397687


目次

序章 ニーズに関する本研究の基本的なスタンス
第1章 問題
第2章 理論的枠組み
第3章 調査概要
第4章 事例紹介
第5章 エスノグラフィー
第6章 整理・分析
第7章 考察
第8章 本研究の限界と展望


著者紹介

1991年大阪府生まれ。
大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。専門はグループ・ダイナミックス。熊本地震発災後「なんでんかんでんするっ隊」を立ち上げ、大和証券福祉財団の助成を受け支援活動を展開。この活動を基に修士論文を執筆し研究科で最優秀賞を受賞。現在は民間企業に勤務。
研究以外に環境分野で活動。大阪大学環境サークルGECS代表、NPO法人エコ・リーグ代表理事、JOIN!未来を変えるごみ拾いプロジェクト代表を務めた。