書籍紹介
本書は、3DCG描画フリーウェア“POV-Ray”を使ってプログラミングを学習するための、初学者向けの教科書です。多くの例題・課題に取り組みながら、無理なくステップアップすることができます。
まず、3DCGを構成する要素や3次元の座標系などの基礎を学びます。続いて、基本的な図形の描画を通して、3DCGプログラミングに徐々に慣れ親しみます。次に、制御や演算等のさまざまなプログラミングの要素を学んでいき、最終的にはCGアニメーションのプログラムが作成できるようになります。
ぜひ、本書を手に取ってプログラミングの学習を始めましょう!
近代科学社サポートページから、本書の補足資料として、カラー定数、マテリアル、テクスチャなどの出力見本一覧(PDF、約4370KB)がダウンロードできます。
https://www.kindaikagaku.co.jp/support.htm
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電子版 ¥1,800 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥1,800 小売希望価格(税別)
発行日:2020/01/17
ページ数:170(印刷版)
ISBN:9784764960060
第1章 POV-Rayの基本
1.1 POV-Rayのインストール
1.2 POV-Rayの画面構成
1.3 描画の実行
1.4 CGを構成する3要素
1.5 座標系
1.6 ソースコード(シーンファイル)
1.7 3要素の指定
第2章 基本図形の描画
2.1 球
2.2 直方体
2.3 円柱
2.4 円錐・円錐台
2.5 トーラス
2.6 無限平面
第3章 物体の平行移動、回転、拡大・縮小
3.1 平行移動
3.2 回転
3.3 拡大・縮小
3.4 移動、回転、拡大・縮小の組み合わせ
第4章 物体のカラーとパターン
4.1 カラーの指定
4.2 透過度の指定
4.3 パターンの指定
4.4 さまざまなパターン
第5章 物体のテクスチャとマテリアル
5.1 テクスチャマッピング
5.2 ガラスのマテリアル
5.3 表面の凹凸
第6章 照明
6.1 点光源
6.2 面光源
6.3 スポットライト
第7章 背景
7.1 背景色
7.2 空の背景
7.3 星空
第8章 物体同士の演算
8.1 結合
8.2 差
8.3 交差
8.4 併合
第9章 処理の流れの制御
9.1 繰り返し
9.2 多重ループ
9.3 条件分岐
第10章 マクロ
10.1 マクロの定義
10.2 マクロの呼び出し
第11章 アニメーション
11.1 コマ割り
11.2 clock変数
11.3 物体の平行移動
11.4 物体の回転
11.5 カメラの移動
11.6 光源の明るさの変化
第12章 発展的な図形の描画
12.1 円盤
12.2 三角形
12.3 多角形
12.4 角柱
12.5 3次元テキスト
12.6 回転体
12.7 球スイープ
12.8 その他の図形
1991年 中部大学大学院博士後期課程修了
1994年 工学博士
現在 名古屋文理大学情報メディア学部教授/図書情報センター長
著書
『改訂新版 初めてのTurboC++』(共著),技術評論社,1994.
『Pascalの基礎』(共著),ムイスリ出版,1994.
『理系のためのVisualBasic 6.0実践入門』(共著),技術評論社,1999.
『コンピュータ活用技術』(共著),朝倉書店,2002.
『ネットワーク社会の情報倫理』(共著),近代科学社,2005.
『理系のためのVisualBasic 2005実践入門』(共著),技術評論社,2007.
『モバイルネットワーク社会の情報倫理』,近代科学社,2009.
『モバイルネットワーク社会の情報倫理 第2版』,近代科学社,2015.