「NextPublishing」は、株式会社インプレスR&Dが開発した新しい電子出版プラットフォームNextPublishingです。全工程がデジタル化されており、伝統的出版(従来からの紙での出版のこと:米国ではTraditional Publishingと呼ばれる)とは異なる出版モデルです。電子的に出版することを前提としており、印刷による紙書籍はその一部と捉えています。
「インプレス NextPublishing(旧インプレスR&D)」はこの「NextPublishing」を自ら活用した出版ブランドです。
「インプレス NextPublishing」出版ブランドの目的
伝統的出版の諸問題により、専門的な書籍の発行や新しいテーマでの企画がむずかしくなってきています。「インプレス NextPublishing」では伝統的出版では経済的に困難なこれらの多品種少部数の出版を可能にし、優秀な個人や組織が保有している多様な知の流通を促進することを目的にしています。
「インプレス NextPublishing」出版ブランドの主な特徴
「インプレス NextPublishing」のおおまかな特徴は以下のとおりです。
- オールデジタルによる編集、制作、流通手法なので、圧倒的な低コスト・短期間で発行できる。
- 電子書籍と印刷書籍が同じ編集・制作プロセスで発行できる。正確には、最初にデジタルマスターを作り、それを元に電子書籍、そして紙書籍(印刷書籍)を作る(デジタルファースト)。
- 印刷書籍では、プリント・オンデマンド(POD)を活用しているので、品切れがなく、末永く販売できる
- 電子制作システム(DAM:Digital Asset Management)と電子流通システム(DAD:Digital Asset Distribution)の両方を含む電子出版モデルである。
技術的な特徴
- NextPublishingは、デファクトやオープンソースのソフトウェア、および独自開発のツール群が連携して動作するソフトウェアシステム 。
編集指定を行うためのツールとして、最も普及しているワープロであるMicrosoft Wordを使用している(超原稿用紙)。
- デジタルマスターのフォーマットとして、国際標準のXHTML5+CSS3を使用している。
- 電子書籍フォーマットは、日本語の縦書きにも対応しているデファクトスタンダードのEPUB 3を採用している。
- 組版エンジンには、国際的に定評があるLaTeX(ラテック)を使用している。
- これらの国際的に標準の規格やソフトウェアを組み合わせて構成しているので、互換性や発展性があり、俗に言うガラパゴス化の心配がない。
「インプレス NextPublishing」出版ブランドではNextPublishingの利用シーンに応じて、いくつかのメニューを用意しております。 詳しくは下記ページをご確認ください。
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