書籍紹介
本書では、筆者自身がコールセンターで直接1万本のクレーム電話を受電し、大半の顧客はAI対応でも容認し得るだろう事を検証し、具体的にどの様にAIを導入するかについて解説しています。 日本企業が技術や展開ボリュームでGAFAに対抗する事は難しいものがあります。しかし、日本語によるAI対応能力開発なら、まだ日本人が外国人に優っているでしょう。問題は、企業サービスのAI化ではスマホとの親和性が絶対条件になりつつあるにも関わらず、日本企業の多くを占める中小企業でAI導入を実行できず、日本製AI技術のスタンダードが何であるかが未だ見えて来ないことにあります。 そして、AI対応へのノウハウを積み上げるには時間がかかるため、少しでも早いAI化取り組みが必要な事も理解されていません。ここでいうAI化取り組みとは、日本製AI利用、すなわちユーザーとなる企業を増やすことが必要です。
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電子版 ¥1,600 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥2,200 小売希望価格(税別)
発行日:2020/10/16
発行社:インプレスR&D
ページ数:218(印刷版)
ISBN:9784844379157
第1章 今のAI技術レベルでは人間対応サービスに使えないのか
第2章 1万本を直接受電してわかったこと
第3章 ルールを決めれば今からすぐAIは導入できる
第4章 AI化で変わるのは現場ではなく経営者とユーザー
第5章 日本語を操る外国企業に生活が支配される
第6章 AIのエッジデバイス、スマホを取り巻く弱点
第7章 2025大阪万博の意義
付録:日本のAI企業一覧(2020年版)
齋藤 茂造(さいとう しげぞう)
東京生まれ。中央大学卒業。外資系専門会計事務所から株式会社アスキー(現KADOKAWA)、CSK セガグループ(現SCSK)、ソフトバンク株式会社(持株会社)とIT 系経験を経て、経済産業省プロジェクト「大学発ベンチャー1000社計画」で産学連携支援専門家に選任。2008年に産官学連携で地方創生ビジネスをサポートするブロードゲージ合同会社設立。