書籍紹介
ソーシャルネットワークが生活の中に深く浸透し、販売促進に活用する企業も出てきました。コロナ禍において、学校では対面授業とオンライン授業を併用し、企業ではテレワークが推進されました。インターネットとそれを支える通信技術は重要なインフラとして定着した一方、インターネットを通してつながるということは、事件や犯罪に巻き込まれる原因にもなります。SNSでは自分や他人が傷ついたり傷つけられたりするトラブルが多発しています。ユーザ自身が、情報モラルを理解し、身につける必要があります。
本書は3部構成です。第1部は情報化社会とインターネットの仕組みで、進化を続けてきた情報化社会について解説します。第2部はネット犯罪と法律で、実際に起こっている犯罪とそれに関わる法律について理解します。第3部は情報セキュリティで、コンピュータウィルス対策と認証や暗号などの技術について学習します。本書を通して、被害者・加害者にならないためのスキルや知識、すなわちメディアリテラシーを身につけましょう。
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電子版 ¥1,600 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥1,600 小売希望価格(税別)
発行日:2021/08/06
ページ数:126(印刷版)
ISBN:9784764960220
第1部 情報化社会とインターネットの仕組み
第1章 ソーシャルネットワークの時代
1.1 情報活用による生活の変化
1.2 情報技術の進化
1.3 SNS
1.4 メディアリテラシー
第2章 ネットワークの仕組み
2.1 インターネットの構成と通信方式
2.2 インターネットのアドレス
2.3 電子メールの送受信
2.4 WWW
2.5 インターネット活用の変化
第2部 ネット犯罪と法律
第3章 インターネット上でのトラブル
3.1 SNS上で起こる犯罪
3.2 電子メールを利用した犯罪
3.3 架空請求・不正請求
3.4 ネット詐欺
3.5 出会い系サイト
3.6 違法販売・有害情報
第4章 個人情報と知的財産権
4.1 不正アクセス
4.2 個人情報の漏えい
4.3 知的財産権の侵害
第3部 情報セキュリティ
第5章 コンピュータウィルスと感染対策
5.1 有害なプログラム
5.2 ウィルスによる被害の現状
5.3 マルウェア対策
5.4 マルウェアに関する法律
第6章 情報セキュリティ
6.1 情報セキュリティとは
6.2 ファイアウォール
6.3 バックアップとファイルの管理
6.4 暗号と電子署名
6.5 無線LAN
6.6 セキュリティポリシー
1991年 中部大学大学院博士後期課程修了
1994年 工学博士
現在 名古屋経済大学経営学部教授/情報センター長
著書
『改訂新版 初めてのTurboC++』(共著),技術評論社,1994.
『Pascalの基礎』(共著),ムイスリ出版,1994.
『理系のためのVisualBasic 6.0実践入門』(共著),技術評論社,1999.
『コンピュータ活用技術』(共著),朝倉書店,2002.
『ネットワーク社会の情報倫理』(共著),近代科学社,2005.
『理系のためのVisualBasic 2005実践入門』(共著),技術評論社,2007.
『モバイルネットワーク社会の情報倫理』,近代科学社,2009.
『モバイルネットワーク社会の情報倫理 第2版』,近代科学社,2015.
『はじめての3DCGプログラミング 例題で学ぶPOV-Ray』,近代科学社Digital,2020.