書籍紹介
コマースマーケティングとはなんでしょうか?
インターネット上で商品を売買することをECといいます。そしてECのマーケティングをECマーケティング、あるいはEコマースマーケティングといいます。
Eコマースマーケティングでは、オンラインでマーケティングや販促活動を展開します。そのため、販売データ、顧客データ、その他各種ログ、販促データが大量に収集・統合されビッグデータを形成します。Eコマースマーケティングは、このビッグデータを駆使したマーケティング活動と考えることができます。
メール、SNS、パーソナライズページ、オンラインとオフラインの融合が進むと、リアル店舗での商品販売にもEコマースのノウハウが活用できるようになってきます。もはやEコマースの「E」は余計で、オンラインでもオフラインでも同じようにテクノロジーを活用したマーケティングが有効であると言えます。そこで、データとテクノロジーを活用したマーケティング、販促活動を「コマースマーケティング」と呼ぶことにします。
コマースマーケティングの重要性が増しているのは、消費者の買い物行動の急激な変化に起因しています。新型コロナがもたらした買い物行動のオンライン化は、リアル店舗のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進めるきっかけとなりました。リアル店舗はもはやリアルだけでない。そのような新しい買い物環境において、企業はどのようなマーケティング活動をすべきか? それを追求するのがコマースマーケティングのミッションとなります。
データとテクノロジーを活用したマーケティングは、デジタルマーケティングとしてとらえるのが一般的ですが、オン・オフの垣根を超えて動き始めた消費者の「買い物行動」にフォーカスしている点がコマース
マーケティングの特徴です。
本書は激動する消費者の買い物行動の変化をとらえ、理解するきっかけとして、コマースマーケティングに関係する重要な、の10個のキーワード(EC、サブスク、クラウドファンディング… など)について解説します。
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電子版 ¥2,000 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥2,500 小売希望価格(税別)
発行日:2022/02/25
発行社:インプレスR&D
ページ数:226(印刷版)
ISBN:9784295600978
パート I:爆走するEC、ビジネスチャンスか? 単なる妄想か?
第 1 章 間違いなく増えた、日常使いのEコマース
第 2 章 新規事業立ち上げの新しい形、クラウドファンディング
第3章 EC時代の“つながる”ビジネスモデル、サブスクリプション
第4章 実演販売はECでも健在、ライブコマース/動画コマース
第5章 「ECサイトで売る」からの脱却、ヘッドレスコマース
パート II:デジタル化するリアル、リテールDXの最前線
第6章 コロナとマイナが後押し、日本のキャッシュレス決済
第7章 広がるプラットフォーム販促、アプリ販促
第8章 新型コロナで現実味が増した、BOPIS、OMO
第9章 デリバリー戦争で脚光、ギグワーカー
第10章 CRMの新しい形、サーキュラー・エコノミー
山川 茂孝 (やまかわ しげたか)
株式会社ヤマックスラボ 代表取締役
大学教員を経て、株式会社電通に入社。メディアプランニング/メディアリサーチ/ダイレクトマーケティング/コマースマーケティングなどの業務に携わる。2021年、電通のライフシフト・プラットフォーム事業に参画し、独立。株式会社ヤマックスラボを設立。コマースマーケティングの普及を推進する。
Ph.D.(マネジメント、ロチェスター大学)
※株式会社ヤマックスラボは、ニューホライズンコレクティブ合同会社のプロフェッショナルパートナーです。