書籍紹介
本書は、2025年5月にリリースしたDEXCS2024を題材にその使い方を解説するものですが、DEXCS-OFでは初期のリリース(DEXCS2009)以来現在まで、DEXCSフォントを3次元化した複雑な物体まわりの流れ解析を題材にしているという点で一貫しています。これはこのような例題を実際に自身の手で動かしてみるという経験を通して、実用性の判断を利用者に委ねているということです。第1章「まずは使ってみる」、あるいは読むあるいは読むのも面倒な人向けにはYouTubeの動画を公開しているので、それを見て判断してください。 ■2024/10/4発売『はじめてのDEXCS for OpenFOAM』(野村悦司、インプレス)との違いについて 旧版はDEXCS2023を対象としていたのに対して、本書はDEXCS2024を対象としており、デスクトップイメージやOpenFOAMを始めとする各種コンポーネントの更新に伴って、操作手順そのものや画面イメージ図の変更は、すべてDEXCS2024上でスクリーンショットを撮って、説明文を含めて作り直してあります。 また、本書の大部分は、DEXCS-OFに同梱されているさまざまなハンズオン資料の解説書になっており、旧版では同梱されているハンズオン資料のイメージ図と書籍のイメージ図が合致していましたが、DEXCS2024の同梱資料はDEXCS2024の初期バージョンを使っており、本書ではFreeCADのバージョンが異なっているという点にも違いがあります。
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電子版 ¥1,800 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥2,700 小売希望価格(税別)
発行日:2025/10/10
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:320(印刷版)
ISBN:9784295604273
第1章 まずは使ってみる
第2章 DEXCS for OpenFOAM(DEXCS-OF) 使用上の留意事項
第3章 DEXCS-OFの概要
第4章 モデル作成方法
第5章 メッシュ作成方法
第6章 DEXCSランチャーの使い方 2
第7章 標準チュートリアルケースの調べ方
第8章 dexcsPlusについて
第9章 その他諸々
第10章 DEXCS-OFのセットアップ方法
第11章 ツール別逆引き目次
野村 悦治(のむら えつじ)
1952年愛知県に生まれる。
1977年に東京大学大学院修士課程工学系研究科精密機械工学専攻、修了。
同年、(株)デンソー(当時は日本電装株式会社)入社。(株)日本自動車部品総合研究所へ出向。1979年より、(株)デンソー研究開発部へ、1997年~2000年、技術電算部次長。2001年~2010年まで開発部。その後2010年から2012年の間技術管理部CAE開発設計・促進室にて、オープンCAE担当次長として、社内におけるオープンCAEの活用展開を推進した。
2012年同社を定年退職後、日本初のオープンCAEコンサルタントとして現在に至る。
(著書)
2021年「オープンCAEのためのDEXCS for OpenFOAMハンドブック」(丸善出版)
2024年「はじめてDEXCS for OpenFOAM」(インプレス)