書籍紹介
世の中には「MCPは便利!」という記事はたくさんあります。しかし、本番導入で直面する現実的な問題(セキュリティ、コスト、ファイルの制約)を体系的にまとめた情報は、まだほとんどありませんでした。 MCPは2024年末に公開されてから約1年半で、Anthropic以外の主要LLMでも採用が広がり、freee、GitHub、Notion、Slackといった本番サービスが公式MCPサーバーを出すようになりました。「実験的プロトコル」から「本番環境に入り始めた標準」への跳躍が、わずかな期間で起きたことになります。 一方で、セキュリティの理解はそれに追いついていません。約40%のサーバーが認証なしで動き、大規模スキャンで100件超のゼロデイ脆弱性が見つかる現状(第6章)は、エコシステムの速度と成熟度の差を物語っています。今この本を出すのは、その差が広がりきる前に、本番でMCPを動かす人の手元に判断材料を届けるためです。
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電子版 ¥1,400 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥2,000 小売希望価格(税別)
発行日:2026/10/16
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:94(印刷版)
ISBN:9784295606024
第1部 MCPの全体像
第1章 MCPの全体像──LLMと外部ツールをつなぐプロトコル
第2章 MCPのアーキテクチャと通信仕様
第2部 実践──freeeで確定申告を自動化する
第3章 実践──freeeで確定申告を自動化
第4章 トークンコスト実測──接続しただけで課金される「家賃」
第5章 ファイルアップロード問題──7サービス検証
第3部 MCPのセキュリティ──攻撃面と認証
第6章 MCPの攻撃面とOWASP MCP Top 10
第7章 攻撃の実演──ツール経由でMCPはこう破られる
第8章 認証・認可──OAuth 2.1時代のMCPを安全につなぐ
第4部 本番運用──ワークアラウンドとガードレール
第9章 本番ワークアラウンド集
第10章 セキュリティ運用とガードレール──守りを仕組みに落とす
第5部 MCPのこれから
第11章 MCPの未来──何が固まり、何が残り、今何を決めるか
井本 賢いもと けん)
エンジニア歴8年。合同会社Propel-Lab代表社員。AI/LLMとWebRTC・リアルタイム通信を組み合わせたシステム設計を専門とする。Amazon Kindleで技術書4冊を出版(「実践Claude Code」「LLMO — AIに選ばれる最適化戦略」ほか)。Qiitaで技術記事23本を執筆し、累計41,000PV以上。Zenn Booksでは有料・無料合わせて5冊を公開中。