世界の再生可能エネルギーと電力システム 経済・政策編

著者:安田 陽

再エネ拡大の鍵となる経済・政策面について解説

N00737

3.11以降、日本国内では再生可能エネルギーへの注目が高まり、導入も進んでいます。しかし、その歩みは遅く導入目標も高いとは言えません。欧米や中国、インドなどで、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの本格的な導入が始まっていることと比較すると日本国内は特殊な状況にあると言えます。
このシリーズでは、再生可能エネルギーの導入状況、将来予測、コストと便益、社会受容性、電力情報などについて、図表を豊富に用いて網羅的に比較分析しています。再生可能エネルギーと電力システムをめぐる世界と日本国内の状況の違い、その状況の違いを生みだしている誤った認識とあるべき姿について、しっかりと科学的に論じています。

シリーズ3冊目の本書では、再生可能エネルギーの普及や電力システムと関係する経済・政策面がテーマです。
火力発電の外部コストと再生可能エネルギーのもつ便益、エネルギー安全保障の視点、公平な競争環境、日本とドイツのFITなどについて解説します。それらをとおして再生可能エネルギーの普及は、技術的な側面だけでは語ることができず、経済的側面や政策的な制度設計が重要になることを示します。

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基本情報

発行日:2019/02/08
発行社:インプレスR&D
ページ数:150(印刷版)
ISBN:9784844396826


目次

はじめに

第1章 世界ではなぜ再生可能エネルギーの普及が進むのか?
 1.1 どの発電方式にも「隠れたコスト」がある
 1.2 再生可能エネルギーには「便益」がある
 1.3 再生可能エネルギーは安全保障の切り札である

第2章 我々の「システム」は完璧だろうか?
 2.1 我々の現在のシステムは実はうまくいっていない
 2.2 現状を是正しなければ問題は解決しない
 2.3 レフェリーなしでは公平に戦えない
 2.4 今までどおりでは生き残れない
 2.5 再生可能エネルギーも完璧ではない

第3章 再生可能エネルギーのコストは誰が払うのか?
 3.1 固定価格買取制度(FIT)は市場を歪める?
 3.2 FITで再エネ事業者は大儲け?
 3.3 FITで国民負担が増大する?
 3.4 ドイツのFITは失敗した?
 3.5 日本の再生可能エネルギーはなぜ高い?

第4章 おわりに:賢く生き残るために

参考資料
著者紹介


著者紹介

京都大学大学院 経済学研究科 特任教授
1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(現システム理工学部)助手。専任講師、助教授、准教授を経て、2016年9月よりエネルギー戦略研究所株式会社 取締役研究部長。京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授。
現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。技術的問題だけでなく経済や政策を含めた学際的なアプローチによる問題解決を目指している。現在、日本風力エネルギー学会理事。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)、IEC/TC88/MT24(風車耐雷)などの国際委員会メンバー。
主な著作として「世界の再生可能エネルギーと電力システム 電力システム編」、「世界の再生可能エネルギーと電力システム 風力発電編」、「送電線は行列のできるガラガラのそば屋さん?」、「再生可能エネルギーのメンテナンスとリスクマネジメント」(インプレスR&D)、「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。