書籍紹介
「そもそもドルビーとは何なのか?
実は、ドルビーとはアメリカに本社を置く会社の名前で、正式社名を「ドルビーラボラトリーズ」(Dolby Laboratories Inc)という。社名のドルビーは、創業者の名前、レイ・ドルビー(Ray Milton Dolby)から取っている。
ラボラトリーズとは日本語で実験室・研究所のこと。では何の実験・研究をしている会社なのか? 今では映像技術「DOLBY VISIONTM」(ドルビービジョン)も開発しているが、ドルビーラボラトリーズは音に関する研究を50年以上に渡って続けている、いわば音の専門家集団として起業したのである。
そのドルビーは、今やエンターテインメント全般に関わるテクノロジーカンパニーになっている。本書では、ドルビーが世に送り出してきたそれらの「音の技術」を、音の専門家やエンジニアでなくてもお分かり頂けるような形で説明していきたい。」
(「執筆にあたり」より)
続きを読む
短くする
電子版 ¥1,200 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥1,500 小売希望価格(税別)
発行日:2019/05/24
発行社:インプレスR&D
ページ数:116(印刷版)
ISBN:9784844398523
1. カセットテープ ~DOLBY B NR
2. 映画音響を家庭へ ~DOLBY SURROUND, DOLBY PRO LOGIC
3. 時代はデジタルへ ~DOLBY DIGITAL(AC-3)
4. DOLBY PRO LOGICの進化 ~DOLBY PRO LOGIC II
5. ステレオスピーカーでサラウンド ~VIRTUAL DOLBY DIGITAL
6. ヘッドホンでもサラウンド ~DOLBY HEADPHONE
7. 5.1chを超えるサラウンドへ ~SURROUND EX
8. DOLBY PRO LOGIC IIの進化 ~DOLBY PRO LOGIC IIx, IIz
9. 一般家庭でもDOLBY DIGITALでメディアに記録
10. リアルタイムに変換出力 ~DOLBY DIGITAL LIVE
11. DOLBY DIGITALの進化 ~DOLBY DIGITAL PLUS
12. ロスレス音声圧縮 ~DOLBY TrueHD
13. テレビ向けトータルソルーション ~DOLBY PULSE
14. 音量差の解消 ~DOLBY VOLUME
15. 音響革命オブジェクトオーディオ ~DOLBY ATMOS
16. DOLBY SURROUND再登場
17. 天井スピーカーが付けられない ~DOLBY ENABLED SPEAKER
18. DOLBY ATMOSをヘッドホンやステレオスピーカーで
19. DOLBY ATMOSの広がり
20. ロッシー音声圧縮の更なる進化 ~DOLBY AC-4
21. 電話会議の音質改善 ~DOLBY VOICE
22. 今後のドルビー音声技術