書籍紹介
電気回路の知識の修得は電気工学および電子工学においては必須で、大学や高等専門学校の電気電子関係の学科では、低学年から電気回路に関する講義が設置されています。 教科書として使用される書籍の多くは、微積分に関する知識を必要としますが、本書は、数学の知識が不十分、特に微積分に関しては学習を行っていない読者も対象とし、電気回路に関する諸事項のうち微積分の知識を必要としないものを修得できるように執筆されています。また、例題と解答を多数掲載し、丁寧な解説を行っています。
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電子版 ¥3,200 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥3,200 小売希望価格(税別)
発行日:2019/09/27
ページ数:278(印刷版)
ISBN:9784764960046
第0章 電気回路の基本概念
第1章 直流回路
第2章 直流回路網
第3章 正弦波交流とフェーザ
第4章 交流回路
第5章 交流電力
第6章 回路方程式
第7章 周波数特性と共振
第8章 電気回路の諸定理
第9章 変成器
第10章 二端子対網
第11章 フィルタ(影像パラメータ法)
第12章 三相交流回路
付録
付録A 物理量と記号と単位
付録B 電気回路に関係する数学
付録C 有効数字を考慮した計算について
付録D ブリッジの平衡条件の詳細
付録E 鳳–テブナンの定理の証明
付録F 微積分を用いた基本素子の電圧・電流の関係の導出
付録G 正弦波交流の和とフェーザの和の関係
付録H 対数目盛と対数グラフ
付録I 二端子対網に関する補足
付録J 定K形フィルタの実際の周波数特性
付録K Y–Δ変換
1994年 東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了.博士(工学).
千葉大学工学部情報工学科助手,群馬工業高等専門学校電子情報工学科助教授を経て,2007年より群馬工業高等専門学校電子情報工学科准教授.
主な著書
『半導体デバイス入門』(電気書院,2010),『電子工学入門』(電気書院,2015),『根幹・電子回路』(電気書院,2019).