書籍紹介
■成長のフェーズを見極めた戦略人事を進めるために
~原理原則から運用のポイントまでコンパクトにまとめた一冊~
ベンチャー企業や成長組織の人事担当者が集う、戦略人事の基礎講座「CANTERA(カンテラ)」。本書は、その講義内容や、参加者との課題討議から紡ぎ出された知見のエッセンスをまとめたものです。
会社の成長を促進させる際には、戦略的な人事・組織づくりの視点を欠かすことができませんが、「50人の壁、100人の壁」といった言葉に象徴されるように、その過程には“成長痛”がつきものです。そのプロセスに、戦略人事という視点から何を重視し、何を変えていくべきなのか。そうした悩みを持つCHROあるいは人事担当の方向けに、押さえるべき原理原則をわかりやすく解説しています。
副題「水を運ぶ人事」とは、経営と現場をつなぎ、プロアクティブに活躍するCHROの姿を示したものです。制度はつくって終わりではなく、いかに現場の活力を引き出す運用ができるか。そうした実践的なポイントも本書は重視しています。ぜひ実務・実践のかたわらにご活用ください。
―収録内容例―
人事の「手触り感」を大事にする
成長ステージにあった組織デザインになっている?
普段の行動をビジョンに問うことができるか
組織の“癖”が表れる言葉に注目
どんな制度も運用されなければ無意味
一貫性が問われる人事制度
評価は組織の意思を伝えるメッセージ機能
「人事の一丁目一番地」とも言われる採用
基盤をつくるマネジメント、将来を拓くリーダーシップ
外的キャリアと内的キャリア
人の成長に影響する「内発的動機づけ」
リアクティブからプロアクティブな人事へ
CANTERAメンバーの声「成長フェーズだからこそ生じる悩み」
CANTERAメンバーの声「人事は“水を運ぶ”」
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電子版 ¥900 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥1,000 小売希望価格(税別)
発行日:2020/05/08
発行社:good.book
ページ数:128(印刷版)
ISBN:9784909288585
はじめに
第1章 組織をデザイン
1.CHROに必要な視座と視野
2.成長の階段を踏み外さない組織づくり
3.コンフリクトを前提に組織デザイン
第2章 風土も意図的に
4.ビジョンの“普段づかい”
5.社内方言~組織風土をコア・コンピタンスに
6.人事は“水を運ぶ”~運用は制度にまさる
第3章 制度はメッセージ
7.人事制度の本質を押さえる
8.会社の採用力は再現性・スピード・運用の3点
9.再現性づくりと環境づくり
第4章 人が源泉
10.キャリアの問いを日常に埋め込む
11.やる気の源泉を知ることが第一歩
12.人の成長と組織の成長
第5章 終章
13.CHROとして、変革リーダーとして
おわりに
■堀尾 司(ほりお つかさ)
(株)All Personal代表取締役CEO
1973年北海道生まれ。1994年(株)リクルート入社。2004年ソフトバンクBB(株)入社。ソフトバンク通信事業3社を兼任し、営業・技術統括の組織人事責任者に従事。2012年グリー(株)入社。国内の人事戦略、人事制度、福利厚生、人材開発の責任者を歴任。2014年より東京東信用金庫に入庫し地域活性化に従事。2017年6月(株)AllDeal創業。2018年11月、(株)All Personalに社名変更。CHRO育成アカデミーCANTERA責任者。
■山崎 賢司(やまざき けんじ)
(株)シナプスLab.代表取締役
1974年愛媛県生まれ。1997年地方銀行へ入行。2001年社団法人日本能率協会(現・一般社団法人日本能率協会)入職。教育研修(リーダー育成、経営者選抜育成等)の企画に従事。2004年ソリューション部門を立ち上げ事業化。その後、研究所副所長、KAIKAプロジェクト室長などを歴任。独立後、現在はコンセプトメイクから各種ドキュメント化、(ビジョン・理念から中長期戦略構築、人事制度設計・風土診断など)人事関連プロジェクトの支援をしている。