世界の再生可能エネルギーと電力システム 風力発電編 第2版

著者:安田 陽

日本と世界の風力発電の現状を、最新データで明らかにする

N01294

 3.11以降、日本国内では再生可能エネルギーへの注目が高まり導入も進んでいます。しかしその歩みは遅く、本格導入が始まっている欧米や他の国々と比較すると日本は特殊な状況にあります。  本シリーズでは、再生可能エネルギーと電力システムの現状、将来予測、コスト&便益、社会受容性と電力情報などについて、図表を豊富に用いて網羅的に比較分析していきます。再生可能エネルギーと電力システムをめぐる世界と日本国内の状況の違い、それを生みだしている誤った認識とあるべき姿について、しっかりと科学的に論じていきます。  シリーズ第1巻の本書は、風力発電に関する日本ではあまり知られていない数々の情報を、データやグラフを多数用いて分かりやすく紹介しています。このような「ファクトチェック」を行うことにより、風力発電に関する誤解を一つひとつ解消することができ、風力発電の有用性や将来性が分かってきます。本文は、各項目に設問を設けるQ&A形式になっています。基礎知識から専門的な最新情報まで幅広い内容を扱うととともに、クイズ形式で、わかりやすく楽しみながら読み進むことができます。これにより風力発電について、データとエビデンスに基づいたしっかりとした知識が身に付きます。 ※本書は2017年3月に発行の初版の内容を、最新データに更新・改訂し、追加情報を加えたものとなります。

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基本情報

発行日:2020/12/18
発行社:インプレスR&D
ページ数:152(印刷版)
ISBN:9784844379409


目次

本書の構成とコンセプト
第2版の出版にあたって
第1章 風力発電の技術動向
 1-1 そもそも「風車」って何?
 1-2 風車の大きさ比較
 1-3 風力発電所とウィンドファーム
 1-4 風力発電所の大きさ比較
 1-5 風車のユニークな特徴 その1:タービンって何?
 1-6 風車のユニークな特徴 その2:風車のブレードはなぜ細い?
 1-7 風車の効率とエネルギー回収期間
 1-8 風車の設備利用率と稼働率
第2章 風力発電データの国際比較
 2-1 風力発電の設備容量世界ランキング
 2-2 風力発電と原子力発電の比較 (1)
 2-3 風力発電と原子力発電の比較 (2)
 2-4 風力発電と太陽光発電の比較
 2-5 風力発電の導入率世界ランキングと導入実績
 2-6 世界の電源構成の変化
 2-7 世界の風車密度
第3章 洋上風車と風力発電の将来
 3-1 洋上風力発電の設備容量世界ランキング
 3-2 洋上風力発電所の大きさ比較
 3-3 洋上風力発電の歴史と発展
 3-4 世界と日本の風資源
 3-5 日本の風力発電のポテンシャル (1)
 3-6 日本の風力発電のポテンシャル (2)
 3-7 風車メーカーの世界ランキング
 3-8 日本の風力発電市場シェア
 3-9 世界各国の将来目標
おわりに
 最後の質問
第2版での追加情報
参考資料
著者紹介


著者紹介

安田 陽
京都大学大学院 経済学研究科 特任教授
1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(現システム理工学部)助手。専任講師、助教授、准教授を経て、2016年9月よりエネルギー戦略研究所株式会社 取締役研究部長。京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授。
現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。技術的問題だけでなく経済や政策を含めた学際的なアプローチによる問題解決を目指している。現在、日本風力エネルギー学会理事。IEC/TC88/MT24(国際電気標準会議 第88技術委員会第24改定作業部会(風力発電システムの雷保護))、IEA TCP Wind Task25(国際エネルギー機関 風力技術協力プログラム 第25部会(風力発電大量導入時のエネルギーシステムの設計と運用))専門委員など。
主な著作として「世界の再生可能エネルギーと電力システム 電力市場編」、「世界の再生可能エネルギーと電力システム 系統連系編」、「世界の再生可能エネルギーと電力システム 経済・政策編」、「世界の再生可能エネルギーと電力システム 電力システム編」、「送電線は行列のできるガラガラのそば屋さん?」、「再生可能エネルギーのメンテナンスとリスクマネジメント」(インプレスR&D)、「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「再生可能エネルギーと固定価格買取制度(FIT) グリーン経済への架け橋」(京都大学学術出版会)、「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。