書籍紹介

SDGs白書2022 人新世の脅威に立ち向かう!

編者:SDGs白書 編集委員会

企業のサステナビリティ・ESG担当者必読! 脱炭素から生物多様性、ジェンダー主流化までSDGs達成への道を 35人の専門家の寄稿と指標で解説!

N01671

SDGs推進の羅針盤「SDGs白書」の最新刊! 

2030年まであと8年、SDGsの認知が進んだ今、日本において変革を加速する梃子は何なのか。最新刊の2022年版では、環境・社会・経済に影響を及ぼしてきた人新世(じんしんせい)の脅威を振り返り、私たちにできる様々なアクションを35人の専門家の寄稿と多様な指標によって展望します。

寄稿では、ハイレベル政治フォーラム(HLPF)2022の重点項目からは目標5のジェンダー問題取り組みと課題、目標14と15にかかわる生物多様性への取り組みを解説。課題別動向としてCOP26、IPCC第6次報告後の気候変動、再生可能エネルギーの動向、プラスチック資源循環促進法後のリサイクルの課題、ビジネスと人権、またSDGsの視点からオリンピック・パラリンピック東京2020大会を振り返っています。さらに企業の取り組みや現状を詳しく紹介する産業動向に加え、今回から地域動向として自治体の動きも紹介。VLR(自発的都市レビュー)/VNR(自発的国家レビュー)のトレンドなど、2022年までに取り組みが進んだ話題も取り上げています。

指標編では、毎号掲載しているローカル指標に関連した統計データを調査・更新し、特にコロナ禍の影響がみられるデータを多数掲載しています。

企業のサステナビリティ・ESG担当者はもちろんのこと、自治体、NPO/NGO、ユース、教育機関など、あらゆるセクターにおいてSX(サステナブル・トランスフォーメーション)に取り組む方々にお読みいただける、SDGs推進のための資料です。

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基本情報

発行日:2022/08/26
発行社:インプレスR&D
ページ数:272(印刷版)
ISBN:9784295601340


目次

巻頭カラー
  17目標でみる2022年の世界
  Special Message for SDGs
第1部 世界の潮流
  1-1 総括
  1-2 HLPF2022重点項目より
第2部 変革のアクション
  2-1 国際機関・中央省庁の動向
  2-2 地域動向
  2-3 産業動向
  2-4 市民、その他のセクター動向
  2-5 課題別動向と話題
第3部 SDGsの指標
  3-1 指標研究
  3-2 ローカル指標
  3-3 世界における日本の位置付け
付録
 SDGsとターゲット新訳
 企業のためのSDG行動リスト ver.1


著者紹介

慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボ:2017年10月設立。多様で複雑な社会における問題解決をSDGsという切り口で実現するためのトランスディシプリナリーな研究を実施。出版物やウェブサイト、講演会等を通じて積極的な成果発信を国内外に対して行うことを目的としている。学生および研究コミュニティと連携しながら、企業や自治体との共同研究課題を中心に産官学連携による活動を推進。特に「xSDGコンソーシアム」では、企業や自治体などSDGsを取り巻くステークホルダーとのコラボレーションにより、SDGs目標達成へ向けた先進事例や優良事例を作り、また、SDGsに関することがらの標準化を通じたスケールアップを目指している。
ジャパンSDGsアクション推進協議会:「アクションフェスティバル」の開催と日本におけるSDGsアクションの推進に向けて、官民のあらゆるステークホルダーの参画のもと、「行動の10年」に沿った具体的な行動に移す取り組みの推進を目的として、SDGsの国内主要ステークホルダー15団体が参画し、2020年6月に設立。 “みんなでつくろう、みんなの未来”をコンセプトに、2021年3月には「ジャパンSDGsアクションフェスティバル」の開催と併せてUNDP等と国際的なアクションフェスティバルも共催。2022年3月には「ジャパンSDGsアクションフォーラム」を開催。
SDSN Japan:SDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)は、持続可能な社会を実現するため、学術機関や企業、市民団体をはじめとするステークホルダーの連携のもとに解決策を見出すとともに協働して実践していくことを目的としている。SDSN Japanは世界のSDSNネットワークを構成する日本のハブとして2015年に設立された。SDGsをはじめとするサステナビリティの課題への取り組み、多様なステークホルダーとの協働のためのプラットフォーム構築、各国国・地域ネットワークとの連携による国際動向のフォローおよび日本における各種活動の海外への発信など広範囲にわたる活動を展開。
蟹江 憲史:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授/SFC研究所xSDG・ラボ代表。東京大学未来ビジョン研究センター(IFI)客員教授、総合地球環境学研究所客員教授、理化学研究所客員主管研究員。北九州市立大学講師、助教授、東京工業大学大学院准教授を経て現職。欧州委員会Marie Curie Incoming International Fellowおよびパリ政治学院客員教授などを歴任。SDSN Japan Programme Director、日本政府持続可能な開発目標(SDGs)推進円卓会議構成員、内閣府自治体SDGs推進評価・調査検討会委員および地方創生SDGs官民連携プラットフォーム幹事などを兼務。専門は国際関係論、地球システム・ガバナンス。国連によるSDGsの進捗評価報告書『Global Sustainable Development Report 2023』の執筆を担う独立科学者の一人に任命されている