書籍紹介
本書はLinuxカーネルに実装されているコンテナ関連の技術の中でも、Namespaceとネットワーク関連の機能についての解説書です。
Linuxにおける「コンテナ」は単一の機能として存在しているわけではありません。Linuxカーネルに実装されているさまざまな機能を組み合わせて「コンテナ」が作られます。コンテナで使われるさまざまな機能のうち、この本では「この機能があるからコンテナと呼べる」と言っても良い基本的な機能であるNamespaceと、コンテナのネットワークで使われる機能について解説します。
特定のコンテナランタイムを使うことなく、Linuxにインストールされている基本的なコマンドを使ってNamespaceとネットワーク機能をわかりやすく解説します。
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電子版 ¥1,800 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥2,000 小売希望価格(税別)
発行日:2023/01/27
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:86(印刷版)
ISBN:9784295601760
第1章 コンテナとは
第2章 コンテナのファイルシステム
第3章 Namespace(名前空間)
第4章 Mount Namespace
第5章 UTS Namespace
第6章 IPC Namespace
第7章 PID Namespace
第8章 Network Namespace
第9章 User Namespace
第10章 コンテナのネットワーク
加藤 泰文
2009年頃にLinuxカーネルのcgroup機能に興味を持ち、以来Linuxのコンテナ関連の最新情報を追う。2013年から続く勉強会「コンテナ型仮想化の情報交換会」の開催や、lxc-jpプロジェクトでLXC/LXD方面の翻訳を行う。日本発のLinuxディストリビューション「Plamo Linux」のメンテナ。