書籍紹介

私のMacとパソコン黎明期の体験史

著者:松田 純一

一人のパソコンユーザーとして、そして後にMacのアプリ開発者となって体験した出来事を思い出すままに綴ってみました

N02112

1977年ワンボードマイコンを入手したのをきっかけに、翌年、コモドールPET 2001をそしてApple IIと買い続け、1984年ついに著者はMacintoshを手に入れました。その間NIFTY-Serveのシスオペに就任しさまざまなテクニックや人脈を形成しました。また『MACLIFE』誌(ビー・エヌ・エヌ)や『Mac Japan』(技術評論社)の創刊にも立ち会いました。
そして、1989年3月株式会社コーシングラフィックシステムズを設立、代表取締役となり「ColorMagician II」、「VideoMagician II」、「たまづさ」などのMacintosh向けアプリを開発、Macユーザーから多くの支持を得ました。
本書はそんな日本におけるマイコン、Macの先立の一人である著者が1980年代の実体験を思い出すままに綴ったものです。パソコンやMacの日本における黎明期の状況を知る上で貴重なドキュメントとなっています。

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基本情報

発行日:2024/08/02
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:222(印刷版)
ISBN:9784295603238


目次

はじめに
マイコンとの出会い
Apple IIの魅力
Macとグラフィックス
多くの出版社との縁
起業し、アップル・デベロッパーに
あとがき


著者紹介

松田 純一(マツダ ジュンイチ)
戦後の東京都北区に生まれ、平凡なサラリーマンだったにもかかわらず好奇心から登場したばかりのワンボード・マイコンを手にしたのをきっかけに時代の風が強く背を押してくれ、単なるユーザーに留まらずApple Macintosh専門のソフトウェア開発を目的として(株)コーシングラフィックシステムズを起業し、アップルジャパンのトップデベロッパーとなった。そして我が国を代表とする大企業のキヤノン、ソニー、リコー、エプソン、富士フイルム等々へソフトウェアを提供すると同時に、一般ユーザー向けに「ColorMagician II」、「VideoMagician II」、「たまづさ」、「グラン・ミュゼ」、「MOMENTO」、「QTJOY」、「PowerKeeper」、「MoviePaint」、「QTアルバム」そして「CutieMascot」等など幾多のユニークでマックらしいアプリケーションを提供し多くの支持を得、1999年5月のWWDC(世界開発者会議)では我が国初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞した。また技術評論社刊「図形処理名人 花子」、技術評論社刊「マッキントッシュ実践操作入門」など著書も多く、幾多のMacintosh月刊誌のライターとして最新のグラフィック関連情報を提供してきた。