書籍紹介

絵葉書と資料でたどる年賀状の歴史

著者:高尾 均

貴重なコレクションとともに読み解く、江戸時代から続く日本の文化「年賀状」

N02449

 年賀状にビジネスとしてかかわり、かつ日本有数の年賀葉書のコレクターでもある著者が年賀状の歴史についてまとめた珠玉の一冊。江戸、明治、大正、昭和と続く年賀状の移り変わりを、貴重なコレクションとともに解説している。江戸時代の大名の年賀状、明治時代の干支の絵が入り始めた頃の年賀状、大正時代の子ども年賀状、昭和に入ってからの牧野富太郎の写真年賀状、海外からの年賀状など、ほかでは見られない貴重な葉書が豊富に掲載されている。 

 「年賀状じまい」が叫ばれる中、年賀状はいつまでも残したい日本の文化。100年以上続いたその歴史の流れをまとめた、年賀状ファンなら絶対に持っておきたい本と言える。

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基本情報

発行日:2025/10/31
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:200(印刷版)
ISBN:9784295604327


目次

はじめに
第1章 江戸・明治の年賀状 官製葉書の時代(~明治33年)
第2章 私製葉書誕生から絵葉書ブームまで(明治34年~39年)
第3章 年賀葉書が最も美しかった時代(明治40年~45年)
第4章 大正時代 子ども年賀状
第5章 昭和(戦前) 年賀状 それは趣味か芸術か
第6章 海外の年賀状
第7章 年賀状 人物誌
おわりに


著者紹介

高尾 均

1949年愛媛県川之江市金生町(現四国中央市)に生まれる。愛媛県立川之江高等学校、同志社大学経済学部卒業。
1978年に京都の街中で印刷屋を開業し、年賀状印刷のビジネスに携わる。
その後、年賀状印刷の最大手にて年賀状のマーケティングに従事。
一方、コレクターとしても、日本だけでなく海外のレトロ年賀葉書のコレクションを持ち、収集枚数は4万枚を超える。
年賀状ビジネスだけでなく、年賀状の歴史を研究し、年賀文化の未来への提案を行っている。