書籍紹介
DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みの進展に合わせ、重要インフラや工場などのデジタル化が進んでいます。それは同時に、重要インフラや工場などがインターネットにつながり、OT(Operational Technology:制御・運用技術)領域でのセキュリティリスクが高まっていることにもなります。そのため昨今は重要インフラや工場などを狙ったサイバー攻撃が急増し、実際に工場などが稼働停止に追い込まれるケースも珍しくありません。OTセキュリティの整備は喫緊の課題です。しかし、その重要性・必要性は、これまでも指摘され議論されてきましたが、さまざまな要因から期待通りには進んでいないのが実状です。本書では「OTセキュリティがうまく進まない理由=Why(なぜ)」と、それを乗り越えるための「実効性のある対策・解決策のヒント=How(どう)」を工場などの現場の視点から解説します。
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電子版 ¥500 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥800 小売希望価格(税別)
発行日:2025/10/17
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:50(印刷版)
ISBN:9784295604082
はじめに
第1章 Why OTセキュリティ ~OTセキュリティの本当の目的~
第2章 Why OTセキュリティ~製造業に迫る脅威~
第3章 Why OTセキュリティ~製造業特有の現状と課題~
第4章 How OTセキュリティ~OT特有のネットワーク環境と技術対策方針~
第5章 How OTセキュリティ~工場ネットワーク以上に重要なこと~
第6章 How OTセキュリティ~日常業務との融合~
おわりに
藤原 健太(ふじはら・けんた)
フォーティネットジャパン OTビジネス開発部 担当部長。現場機器から制御システム、OT領域のデジタル化支援まで幅広く従事し、これまでに訪問したプラント・工場は80拠点を超える。システムエンジニア、営業技術、ビジネス開発、プロジェクトエグゼキューション、アフターセールスなどを経験し、これらの幅広いスキルを活かし、OTセキュリティに関する執筆やメディア出演、イベント講演、社外関連団体での活動など精力的に取組み業界をリードしている。2022年9月からGUTP+Edgecrossコンソーシアム合同 工場セキュリティWGメンバー、2024年8月からはJNSA(日本ネットワークセキュリティ協会) 調査研究部会 OTセキュリティWG サブリーダー。(2025年5月よりGUTP+Edgecrossコンソーシアム合同 工場セキュリティWGの機能をJNSA OTセキュリティWGへ移管)2025年8月より、名古屋工業大学 産学官金連携機構 モノづくりDX研究所 外部研究員としてOTセキュリティの文化醸成のための活動を開始。