書籍紹介
気づけば仕事を引き受けすぎてしまう。断れないまま無理をして、帰り道にどっと疲れが押し寄せる──。そんな「やさしい人ほど損をしてしまう働き方」から抜け出すための本です。 本当に大切なのは、上手に断ることではなく、どんなふうに“最初に受けるか” という小さな一歩。本書は、ヒトもAIも仕事の質を決める“引き受け方”にそっと光を当て、自分をすり減らさずに、人から信頼される仕事整理術をまとめています。 曖昧な依頼に戸惑うとき、急に仕事が膨らんでしまうとき、「どう進めればいいの?」が一人で抱え込みにならないよう、受ける前に確認したいポイントや、相手と丁寧にすり合わせるコツをやさしく紹介。 さらに、ChatGPTをはじめとしたAIが、タスク整理や質問リストづくりを助けてくれる“心強い相棒”として登場します。 断るのが苦手なままでも、自分を守りながら働ける。そんな少し肩の力が抜けるようなヒントが詰まった一冊です。
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電子版 ¥1,250 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥1,800 小売希望価格(税別)
発行日:2025/12/19
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:122(印刷版)
ISBN:9784295604549
まえがき 誰にも気づかれず、優しさを使い果たしてしまう前に
第1章 「断れない」はつらい──でも、断らずに防御できる
頼まれるのは嬉しい。けど、苦しい。
「自分を守る=信頼を守る」という逆転の発想
「お願いすること」にも、実はエネルギーがいる
聞けるうちが花、黙るは枯れ
第2章 人に期待しすぎないための“受け方の技術”
仕事を丸投げする人
依頼を受ける時に、確認すべき3箇条
何のために?が見えると余裕ができる
第3章 「お願いの下手さ」に潰されない人になる──曖昧な依頼を受けない技術
曖昧な依頼の回避方法
引き受け方を“再設計”するテンプレート
if文のない世界で働くということ ~依頼はバグ前提で受けよ~
第4章 ChatGPTに学ぶ“受け方”と“対応の仕方”──AIとの共働時代のヒント
生成AIを使って文章を書くことへの抵抗
どうしても手が止まる作業を助けてもらう
よき壁打ち相手としてのGPT
「考えすぎる人」が、少し楽になるための道具
お願いロープレの相手をしてもらう
第5章 うまく頼れる人・うまく引き受けられる人──仕組みで優しさを守る
自分の“頼りどころマップ”を持っておく
「頼りどころマップ」のつくり方
仕組みが、やさしさを守るとき
【コラム】熱量が高い現場ほど、境界が崩れやすい
あとがき
2015年から複業人生をはじめ、2021年から完全フリーランス。
コールセンター歴12年、第55回電話応対コンクール全国3位。
現在は、プロジェクト単位で参画しアシスタント業務に従事する。
一般社団法人日本接客アドバイザー協会 名誉顧問
東北の「いま」を伝えるメディア TOHOKU360通信員