書籍紹介

再生可能エネルギーのメンテナンスとリスクマネジメント2

著者:安田 陽

前著から9年。風力発電や太陽光発電の最新課題に焦点をあて、リスク管理とメンテナンス戦略を解く!

N02104

2017年刊行の「再生可能エネルギーのメンテナンスとリスクマネジメント」から9年が経過し、再エネ設備を取り巻く状況は大きく変化しました。本書は、風力・太陽光発電所の継続運用に必須となるリスクマネジメントとメンテナンスについて、最新の調査結果や研究成果を交えて解説する続編です。
風力発電や太陽光発電の導入が進む中で、設備のメンテナンスとリスクマネジメントの重要性がますます高まっています。これらの発電設備を長期間安定的に機能させるためには、定期的なメンテナンスとリスク管理が不可欠です。特に、再エネ設備が故障することによって生じる社会的・経済的影響は非常に大きく、予防的なアプローチが求められます。
本書では、風車雷事故の最新動向、小型太陽光発電の不適切メンテナンスと出力抑制との比較などについて紹介しています。また単なる技術論に留まらず、リスクマネジメントの基礎と視点や、現場技術者と経営層の協力などについても論じます。
風力・太陽光発電技術者から小規模太陽光発電所の個人オーナー、そして経営層まで、再エネ事業に関わるすべての方に、リスクへの対処と持続可能な運用のための有用な情報となります。

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基本情報

発行日:2026/01/16
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:170(印刷版)
ISBN:9784295604112


目次

はじめに

第1章 リスクマネジメントそもそも論
1.1 再エネ設備の事故と社会的影響、そのリスク
1.2 リスクとは?
1.3 リスクマネジメントとは?

第2章 風力発電編
2.1 風車のリスクとリスクマネジメント
2.2 風車の雷事故の歴史
2.3 風力発電の事故は多いのか?
2.4 風車雷事故の規制はどう変わってきたか?
2.5 風車雷事故の規格はどう変わってきたか?

第3章 太陽光発電編①:不適切メンテナンスのリスク
3.1 はじめに
3.2 小規模太陽光発電の実態はどうなっているか?
3.3 小規模太陽光発電所用の簡易解析システムの開発
3.4 簡易解析システムによる分析と不具合の事例
3.5 小規模太陽光発電所の統計分析
3.6 低圧分割におけるメンテナンス不備の実態
3.7 本章のまとめ

第4章 太陽光発電編②:出力抑制と不適切メンテナンスはどちらがリスクなのか?
4.1 はじめに
4.2 メディアではどう言われているか?
4.3 国際的にはどう言われているか?
4.4 日本の出力抑制の現状はどうなっているか?
4.5 不適切な管理による累積損失率は?
4.6 いわゆる損失係数と比較すると…?
4.7 問題の構造:科学的な議論ができているか? 重要な点から目が逸らされていないか?

第5章 対談・鼎談編
5.1 対談:冬季雷のリスクをもっと認識を!
5.2 鼎談:太陽光発電はメンテナンスフリーではない!

参考文献
おわりに


著者紹介

ストラスクライド大学 工学部電気電子工学科 アカデミックビジター/九州大学 洋上風力研究教育センター 客員教授/特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所(ISEP) 主任研究員。
1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(現システム理工学部)助手。専任講師、助教授、准教授、2016年9月、京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授、2024年5月より、英国ストラスクライド大学アカデミックビジター。九州大学 客員教授/環境エネルギー政策研究所(ISEP) 主任研究員。
現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。技術的問題だけでなく経済や政策を含めた学際的なアプローチによる問題解決を目指している。現在、日本風力エネルギー学会理事。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)エキスパートメンバー、IEC/TC88/MT24(風車耐雷)委員長など各種国際委員会メンバー。
主な著作として、「再生可能エネルギー技術政策論」(インプレス)、「世界の再生可能エネルギーと電力システム 全集」、「送電線は行列のできるガラガラのそば屋さん?」、「再生可能エネルギーのメンテナンスとリスクマネジメント」(インプレスR&D)、「2050年再エネ9割の未来」(山と渓谷社)、「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「再生可能エネルギーと固定価格買取制度(FIT) グリーン経済への架け橋」(京都大学学術出版会)、「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。