書籍紹介

ATT&CK:サイバー攻撃に関するナレッジベースとその活用  基礎知識からRed Team 演習、LLM(大規模言語モデル)の応用まで

著者:満永 拓邦/パーソルクロステクノロジー株式会社

いま非常に注目を浴びているフレームワークATT&CKの待望の参考書

N02494

サイバー攻撃による被害の増加に伴い、組織におけるセキュリティ対策の重要性はこれまで以上に高まっています。こうした中で、効果的な対策を構築するための指針として注目を集めているのが、「ATT&CK(アタック)」と呼ばれる分析フレームワークです。 ATT&CKは、過去に攻撃者が用いた200種類以上の攻撃手法を体系的に整理・分析したもので、サイバー攻撃の流れや手口を詳細にモデル化しています。このフレームワークは、セキュリティ分野の専門家だけでなく、企業の情報システム部門や経営層にとっても有用であり、実践的なセキュリティ対策の立案や人材育成に幅広く活用されています。 また、近年では多くのセキュリティ製品にATT&CKの概念が組み込まれ始めており、組織がサイバー攻撃から身を守るうえで欠かせない「攻撃者の視点」を養うための重要なフレームワークとして位置づけられています。 本書では、ATT&CKの全体像と実践的な活用方法を平易に解説するとともに、大規模言語モデル(LLM)を活用した脅威シナリオ生成、リスク評価、インシデント対応支援など、最新のアプローチについても紹介します。これにより、セキュリティ専門家のみならず、企業の情報システム部門やリスクマネジメント担当者にとっても、現場で即活用できる知識と実践的指針を提供します。

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基本情報

発行日:2026/11/06
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:120(印刷版)
ISBN:9784295606062


目次

1章 サイバー脅威の概観とフレームワーク
2章 ATT&CKとは
3章 準備段階(偵察、資源開発)
4章 侵入段階(初期アクセス、実行)
5章 制御確立段階(持続化、権限昇格、防御回避、認証情報アクセス)
6章 ネットワーク感染拡大段階(探索、横展開、収集)
7章 データ持ち出しと影響(指令&制御、持ち出し、影響)
8章 情報共有におけるATT&CK活用
9章 Red Team とATT&CK
10章 LLM(大規模言語モデル)の活用


著者紹介

満永 拓邦(みつなが たくほう)
博士(情報学)。東洋大学情報連携学部教授。独立行政法人情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンター専門委員。
京都大学大学院情報学研究科修了後、民間企業、JPCERT/CC、東京大学情報学環での勤務を経て現職。サイバー攻撃防御手法の研究やセキュリティ人材育成、AI・DX(デジタルトランスフォーメーション)などの調査研究を行っている。『制御システムセキュリティ入門 : Society 5.0/Industry 4.0時代に向けて社会インフラをいかに守るか』、『はじめて学ぶバイナリ解析』などの監修執筆も行っている。

パーソルクロステクノロジー株式会社
自動車、航空宇宙、産業機械、家電、ロボットなどのものづくり領域、コンサルティングから設計・開発までの横断的ソリューションを提供するIT領域、さらに診断・運用・IoTを含むセキュリティ領域などにおいて、専門性を有するエンジニアによる技術支援を展開。
尖った技術力を軸に、人と組織のはたらき方に変革をもたらすことで社会課題の解決に取り組んでいる。