書籍紹介
本書はダイレクトに顧客と連携しながら反復的に開発を行い、柔軟に変化に対応することを狙う「アジャイル開発」について、すでに浸透しつつある開発チーム単位から、より大きな組織向けにスケールアップした「エンタープライズアジャイル」として事例を基に考察した書籍です。まだ数少ない国内のエンタープライズアジャイル導入事例の紹介と、そこから得られたノウハウを豊富に紹介しながら、エンタープライズアジャイル導入への道筋を明らかにしています。
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電子版 ¥1,400 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥1,600 小売希望価格(税別)
発行日:2016/10/31
発行社:インプレスR&D
ページ数:74(印刷版)
ISBN:9784844397281
1.アジャイル開発とスクラム
1.1アジャイル開発とは
1.2スクラム
2.エンタープライズアジャイル探求の軌跡
2.1.よく見られるアンチパターンと落とし穴、その対策
2.1.1.「うちでもアジャイル開発やってみました」アンチパターン
2.1.2.「うちでもアジャイル開発やってみました」パターンを考える
2.1.3.まとめ
2.2.エンタープライズアジャイルの関心事
2.2.1.戦略
2.3.2.戦術
2.3.3.普及/転換
2.3.4.日本固有の問題
3.エンタープライズアジャイルの実例
3.1.事例の概要紹介の方針
3.2.事例紹介
3.2.1.東京海上日動システムズの事例
3.2.2.KDDIの事例
3.2.3.新日鉄住金ソリューションズ株式会社
3.2.4.コベルコシステム株式会社(株式会社神戸製鋼所)の事例
3.2.5.株式会社ゼンアーキテクツ(キャプラン株式会社)の事例
3.2.6.楽天株式会社の事例
3.2.7.株式会社リクルートライフスタイルの事例
3.2.8.ウルシステムズ株式会社(製造メーカー)の事例
3.2.9.ニッセイ情報テクノロジー株式会社の事例
3.2.10.株式会社オージス総研(顧客企業名非公開)の事例
付録
参考文献
近年、日本でもスクラムのような比較的小規模なシステムのチームで、アジャイルを用いた開発が行われるようになりました。しかし、日本では既存の商習慣等の影響でチームレベルのアジャイルをより大きな組織やシステム向けに活用している企業はまだ少ないのが現状です。
本勉強会は、チームレベルのアジャイルをよりスケールアップし、企業のビジネス競争力の向上に貢献している状態を「エンタープライズアジャイル」と呼び、日本の企業でのエンタープライズアジャイルの実現における障害とその克服、ビジネス上の効果などについて、会員が多様な観点で議論し相互研鑽することで、日本企業のビジネス競争力の強化に貢献することを目指しています。