書籍紹介

スマート・インクルージョンという発想 IoT/AI×障害者が日本の未来を創る!

著者:竹村 和浩

IoT/AI×障害者が日本の未来を創る!

N00590

IoT/AIの活用による、障害のある人もない人も、誰もが安心・安全に暮らせる心豊かな社会の実現と、障害者の視点からのIoT/AIの開発を目指して活動している「スマート・インクルージョン研究会」代表の著者による、スマート・インクルージョンという考え方の提唱と、同研究会のビジョン・取り組みを紹介する一冊。 ~「はじめに」より~ 今から3年前、リオデジャネイロでの東京オリンピック招致の最終プレゼンを観ながら、私の頭の中に、ある発想が浮かびました。それは、「障害者の視点から東京オリンピック・パラリンピック選手村全体を、日本の最先端の技術でスマート化してはどうだろうか」という、本書のテーマである「スマート・インクルージョン」という発想です。 日本は今、大きな転換点にあると言えます。かつての経済的な優位性が次第に失われ、将来への悲観論が社会を覆っています。また、障害者への理解も進まぬまま、障害を持たない人たちにとっても、次第に生きにくい、世知辛い世の中になる不安があるように感じています。私は本書で、このような状態の日本にとって“経済的な発展の最後のチャンス”ともいえる可能性、そして、障害があってもなくても自分らしさを失わずに、物心ともに豊かな暮らしができるチャンスと可能性が、今まさに目の前にあることを伝えたいと思います。 本書の提言は、今決して不可能な提言ではありません。日本が将来、障害を持って生まれた人も、そうでない人も、すべての人が心豊かに、また物質的にも豊かに暮らせる、そんな日本になることを願って上梓させていただきたいと思います。そしてこの考え方が、日本と世界をよりよく変える一助となることを祈念しています。

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基本情報

発行日:2017/05/12
発行社:good.book
ページ数:156(印刷版)
ISBN:9784907554934


目次

はじめに
第1章 障害者と社会、人の心を見つめて
第2章 インクルージョンとは何か
第3章 東京五輪で「インクルーシブ・スマート」を日本から世界に
第4章 「IoT/AI×障害者」が日本の未来を創る
第5章 日本の「未来社会デザイン」を考える
おわりに


著者紹介

石川県金沢市生まれ。立教大学英米文学科卒業。(株)ユニバーサル・エデュケーション代表取締役(英語エグゼクティブ・プロコーチ)、ビジネス・ブレークスルー大学グローバル経営学科英語専任講師、スマート・インクルージョン研究会代表。公益財団法人日本ダウン症協会国際担当、APDSF(アジア太平洋ダウン症連合)事務局長を歴任。

東京都立高校英語教諭、(株)公文教育研究会総合企画室を経て独立。大手企業でのグローバル研修、英語教師向け英語研修、MBA社内派遣英語研修などを実施し、日本人の英語力向上のための活動に従事する傍ら、2016年、元Google米国本社副社長・村上憲郎氏とともに「スマート・インクルージョン研究会」を設立。障害のある人もない人も、誰もが安心・安全に暮らせる心豊かな社会の実現と、障害者視点からのIoT/AI技術の開発を目指して活動している。

『「やり直し英語」から始める「ビジネス英語」3か月トレーニング』(NHK出版)、『3か月でやり直し!英語モジュール学習法』(東洋経済新報社)、『6ステップでだれでもできる!プロの英語プレゼン』(中央経済社)、『英語の電話 直前3時間の技術』(アルク)、『世界で戦う 伝わる英文ビジネスEメール』(明日香出版社)など著書多数。