書籍紹介
「できるシリーズ」「INTERNET Watch」を生み出した、インプレス伝説の編集者が残したWebを書籍化
日本初のメール新聞「INTERNET Watch」、パソコン入門書の定番「できるシリーズ」を生み出した山下憲治氏が、亡くなる直前まで自身のホームページに書きためたメッセージ集。
自身の身の回りの体験談、社会の問題点、そして編集者としての心構えなどが書かれています。
インターネット草創期を駆け抜けた山下氏の最期のメッセージ、出版活動を行う方はもちろん、コンテンツビジネスに携わる方すべてにおすすめします。
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電子版 ¥300 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥750 小売希望価格(税別)
発行日:2018/03/30
発行社:インプレスR&D
ページ数:102(印刷版)
ISBN:9784844398240
はじめに
Last 1 Hour
健全野党って本当に…
SFメトロカードに怒る
保険の伝道師となった私
だって愚痴なんだもん
なんでインターネットは特別なの
最近Wordを使わない理由
私が″Cool ″を疑う理由
病人よ待ち時間に怒れ!
アクセス数は大事じゃないけど、読者は大事!
Thinking Path
ひらめきを信じる
論破されるために議論する
日常こそアイデアの宝庫だ
イメージ──想像せよ!
「分かってくれない!」ではなく分からせる力をつけよ
マーケティング型企画よりイマジネーション型企画
アイデアは人に話せ。できればMLへ
人にアイデアを話さない人はアイデアを実現できない
普通の人でいつづける努力
原稿を疑い、自分を疑い、そして著者を信じよ!
上司の赤は直すだけではだめだ
著者に会おう。デザイナーに会おう
上司は使うもんだ!従うものじゃない
普通の本を普通に作れるようになろう
煮詰まることなしに新しいものは生まれない
自分が得た知識を本に反映させよう
不満はちゃんという。言わなかった不満はないものにする覚悟を
熊本県出、筑波大学卒。株式会社アスキーを経て、株式会社インプレスの設立に参画。パソコン入門書の『できるシリーズ』の企画編集をリードしたほか、インターネット情報誌『iNTERNET magazine』の創刊にも関わる。
1996年2月1日に創刊した日本初の電子メール新聞『INTERNET Watch』において、企画編集責任者を務める。記事作成はもとより、いまでは当たり前になった読者参加型の取材制度であるWatcherシステムを作り上げる。
2000年7月7日、がんのため逝去。享年34歳。
生前の功績を賞し、『できるシリーズ』のスタッフリスト欄に『オリジナルコンセプト』として現在も名を残している。