書籍紹介

みんなでGIGAスクール構想を後押ししよう! 誰もが参画できるEdTechの現在

著者:瀬戸 武生

EdTechの推進を読者とともに考える

N01834

今、学校の授業風景は少し前とは大きく様変わりしています。
文部科学省が提唱しているGIGAスクール構想により、小中学校の子供たちに1人1台ずつ端末が提供され、端末を使ってプレゼンのような発表が授業で行われたり、タブレットで宿題が出されたりといったことが日常的に行われるようになったからです。
しかし、日本の学校において、GIGAスクール構想によりICT教育が本格的に行われるようになったのはここ最近の話です。課題や改善の余地がたくさんあります。また、現在の日本のICT教育状況は先進的なものとは手放しに言えません。まだまだ先があります。
本書は、テクノロジーを教育に取り入れる試みであるEdTech(エドテック)に、どんな立場の人であれ参画を呼びかけるものです。よりよい社会を創る子供たちを育てるための手段であるEdTechの推進を読者の皆様とともに考えていきます。

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基本情報

発行日:2023/05/12
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:130(印刷版)
ISBN:9784295601937


目次

第1章 EdTechを知ろう
 1.1 EdTechって何?
 1.2 EdTechの歴史
 1.3 EdTechの現在
第2章 GIGAスクール構想の背景
 2.1 実はコロナ禍前に打ち出された構想
 2.2 日本の子供は本当にICT機器に触れてこなかったのか?
 2.3 日本の子供のICTリテラシーの低さを露呈した問題
 2.4 道具としての1人1台端末
 2.5 プログラミング教育について
第3章 現在進行形のGIGAスクール構想の7つの課題
 3.1 課題1「教師や保護者がICT機器の操作方法や使い方に戸惑っている」
 3.2 課題2「子供がICT機器を大人の想定と違う用途で使用してしまう」
 3.3 課題3「ICT機器の持ち帰り問題」
 3.4 課題4「ICT機器の通信問題」
 3.5 課題5「ICT機器の故障問題」
 3.6 課題6「ICT機器の更新問題」
 3.7 課題7「アプリやツールの多様化、機能の重なりへの対応」
第4章 日本の教育の行方
 4.1 EdTech推進において押さえたい背景としての学習指導要領
 4.2 社会に開かれた学校教育
 4.3 「学力」の定義、3要素について ~ここにEdTech介入の余地がある!~
 4.5 「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」について
 4.6 GIGAスクール構想と学習指導要領 ·····································
第5章 誰でもEdTechに参画しよう
 5.1 それぞれの立場からのEdTech参画
 5.2 教育特化型ハードウェアとソフトウェアの開発
 5.3 ChatGPTの衝撃 ~個別最適化された学びの可能性~
 5.4 日本の強みを生かしたICT教育 ~令和の日本型EdTechに向けて~


著者紹介

小・中学校の教員、県の教育委員会などを経て現在は小学校の管理職として教育に携わっている。学校現場においてApple製品を中心に情報機器を授業で活用し実践を積み重ねてきた。
<主な執筆(共同執筆含む)>
・新明解「四字熟語辞典」1998年2月1日 三省堂発行
・「中国歴史紀行」第三巻 1996年3月1日 学習研究社発行
・「タイミングと学び合いを重視したICT活用の授業実践」2013年2月5日 東書Eネット寄稿(東京書籍主宰HP)
・「スマホ・タブレットで子どもの能力を開発しよう」 2016年1月29日 インプレスR &D