書籍紹介
この本は、Linuxカーネルにおけるコンテナ技術の深い理解を目指す「Linux Container Book」の第二弾として、特にcgroup v1に焦点を当てています。Linuxのコンテナは、複数のカーネル機能が連携して構成されており、本書ではその中でも中心的な役割を果たすcgroup v1について、前作で扱ったNamespaceと共に詳細に解説しています。さらに、cgroup Namespaceの概念についても触れています。Linuxシステムにおける基本コマンドを用いてcgroup v1を理解するための実践的解説書です。
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電子版 ¥1,800 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥2,000 小売希望価格(税別)
発行日:2024/06/14
発行社:インプレス NextPublishing
ページ数:122(印刷版)
ISBN:9784295602064
第1章 コンテナとは
第2章 cgroupの概要と歴史
第3章 cgroupファイルシステム
第4章 コントローラー
第5章 cpuコントローラー
第6章 cpuacctコントローラー
第7章 cpusetコントローラー
第8章 devicesコントローラー
第9章 freezerコントローラー
第10章 memoryコントローラー
第11章 net_clsコントローラー
第12章 net_prioコントローラー
第13章 blkioコントローラー
第14章 pidsコントローラー
第15章 その他のコントローラー
第16章 cgroup Namespace
加藤 泰文
2009年頃にLinuxカーネルのcgroup機能に興味を持ち、以来Linuxのコンテナ関連の最新情報を追う。2013年から続く勉強会「コンテナ型仮想化の情報交換会」の開催や、lxc-jpプロジェクトでLXC/LXD方面の翻訳を行う。日本発のLinuxディストリビューション「Plamo Linux」のメンテナ。