書籍紹介

再生可能エネルギーのメンテナンスとリスクマネジメント

著者:安田 陽

風力発電・太陽光発電設備のメンテナンスとリスクマネジメントに関する貴重な情報を満載

N00629

3.11以降、FIT(固定価格買い取り制度)が施行され、一時、再生可能エネルギーバブル、特に太陽光発電バブルという状況が発生しました
この1、2年、それらはだいぶ収まってきましたが、今まで導入した再エネ発電施設が故障などで十分機能しない例も報道されるようになってきました。このような状況のなか、今まで導入した再エネ発電設備、今後導入する再エネ発電設備を故障なく運用し続け、継続性をもったビジネスとして続けていくためのメンテナンスとリスクマネジメントに注目が集まってきています。
本企画は、著者が「環境ビジネスオンライン」(https://www.kankyo-business.jp/)に2014年4月から2017年4月まで連載した記事のなかから、メンテナンス、リスクマネジメント関連の記事を集め書籍化したものです。
書籍化にあたっては、再構成と最新動向の取り込みを含めたリライトを行っており、再エネ事業に関わる方すべてにとって重要な、継続運用に必須となるメンテナンス、リスクマネジメントの情報満載の価値ある書籍になっています。

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基本情報

発行日:2017/10/20
発行社:インプレスR&D
ページ数:182(印刷版)
ISBN:9784844397984


目次

はじめに
第1章 発電ビジネスは一にも二にもメンテナンス
1.1 再エネは一にも二にもメンテナンスが大事
1.2 なぜ欧州では市民風車が成功したのか?
1.3 実はあまり語られないFIT とメンテナンスの関係
第2章 メンテナンスとリスクマネジメント
2.1 リスクマネジメントってみんな言うけど
2.2 発電ビジネスとアセットマネジメント
2.3 本当は怖い風車の保険の話 ~逆選択とモラルハザード~
2.4 事故と保険と情報の透明性
第3章 風力・太陽光の事故・トラブル
3.1 風力発電の事故は多いのか?
3.2 風力発電の事故を減らすには?
3.3 風車の天敵、冬季雷
3.4 風力発電の事故と規制の変化
3.5 太陽光発電の事故防止と規制動向
3.6 メガソーラーのトラブルと自律的ガバナンス·
第4章 経営戦略としてのメンテナンス(対談集)
4.1 エンジニアリングとリスクマネジメント
4.2 補助金はメンテナンス意識を育てるか?
4.3 風力発電産業を活性化するメンテナンスビジネス(その1)
4.4 風力発電産業を活性化するメンテナンスビジネス(その2)
4.5 消費者に選ばれる電源となるために ~経営戦略としてのメンテナンス~
おわりに
初出情報
参考文献
著者紹介


著者紹介

京都大学大学院経済学研究科特任教授
1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。
博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(現システム理工学部)助手。専任講師、助教授、准教授を経て、2016年9月よりエネルギー戦略研究所株式会社研究部部長ならびに京都大学大学院経済学研究科再生可能エネルギー経済学講座特任教授。
現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。技術的問題だけでなく経済や政策を含めた学際的なアプローチによる問題解決を目指している。現在、日本風力エネルギー学会理事。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)、IEC/TC88/MT24(風車耐雷)などの国際委員会メンバー。
主な著作として「世界の再生可能エネルギーと電力システム 風力発電編」(インプレスR&D)、「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。