2016年4月14日21時26分〜16日0時頃
熊本地震の発生を知り、すぐさま家族の安否を確認。避難所に入った両親の救援のため急ぎ熊本へ行くことに。
予定どおり、15日の夜7時過ぎに熊本に着きました。空港は普段と変わった様子はなく、予約していたレンタカーも問題なく借りられました。熊本空港は実家がある益城町にあり、実家までは車で20分くらいの距離です。
ちなみに、益城町は熊本県のほぼ中央に位置しており、熊本市の東に隣接することから、市のベッドタウンでもあります。人口は約3万4000人、野山や川などの自然に恵まれ、田畑も多く、日本の原風景が見られる典型的ないい田舎と言えるところです。
空港周辺の道は問題なく通れました。しかし、益城町役場がある木山地区に近づくにつれ、石垣や塀が道路に倒れこんでいたり、倒壊している家が出始め、景色が一変しました。やはり、大変な震災だったんだとわかりました。
だんだん暗くなってきたので、あたりの様子は詳しくはわからなかったのですが、車で通りかかったとき実家の窓から明かりが見えたので、もう電気が来ていることがわかりました(停電と聞いていたので、復旧が早いと思った)。ただ、このときは実家には寄らず、両親のいる避難所に急ぎました。
両親は、益城町が運営するミナテラスという交流情報センターに居ると聞いていました。ミナテラスは知らなかったのですが、町営の体育館(テレビによく出ていた益城町総合体育館)の隣と聞いていたので、見当はついていました。
しかし、実家からミナテラスまで行くのは大変でした。家が倒れていたり、道路に亀裂が入っていたりで交通規制が激しくなり、橋に大きな段差ができていて渡れなかったり、なかなかたどり着くことができません。いつもなら5分くらいで行けるところを、30分くらいかかったでしょうか。どうにか道を探し出し、避難所にたどり着くことができたのは8時半ごろでした。地元出身者だからできたことですが、裏道を知らない人だと、きっとたどり着けなかったと思います。