ミナテラスの玄関でやっと母と会え、本当にほっとしました。

　寝床のある避難エリアに行ってみると、すでに多くの方々が避難されていました。その中で父は、いつもは使っていない車椅子に座って待っていました。聞けば、足の状態が思わしくないので、施設から借りて使っているとのことでした。でも、それ以外の体の不調はないそうで、またほっとしました。

　両親は地震の後、周りの人の勧めで家のそばの役場の広場に避難したそうですが、その後、救急車でここに移動させられたそうです。そのため、着の身着のままの状態で来ていました。

　避難所から家までは1kmはないので歩ける距離ですが、道路の通行止めなどで行くのは危ないし、足が不自由な父の面倒もあるので行けなかったとのことでした。救援に帰って来てよかったと思いました。