4月16日1時25分〜朝
損傷を受けた実家に一人で泊まり、予期しない震度7の「本震」に遭遇してしまった。二度目の大地震で事態は一変した。ここでは、震度7の地震の恐ろしさをお伝えする。
誰も予想しなかったことでしょうが、震度7という最高震度の地震が二日続けて起きたわけです。それも二度目のほうがマグニチュードが大きく、二度目で多くの家が倒壊してしまいました。二度も来たことが恨めしく思えます。
しかし後に思ったことですが、よく考えると前震があってよかったのかもしれません。もし、いきなり本震だったら、すぐレスキュー隊が駆けつけてくれることはなかったでしょう。前震の際には、益城町だけで約7000人が避難されていたそうですが、もし、いきなり本震なら、その方々の多くは自宅にいて寝ておられたはずです。もっと多くの犠牲者が出ていたに違いありません。うちの両親もそれに該当していました。