周辺の状況

4月16日朝〜19日
ここでは、車で走ってわかった周辺事情やネットで分かった生活インフラの状況などをお伝えする。

●道路、交通

幹線が全部やられていた

道路

 いたるところで地割れ、段差、液状化がありますが、一般道は道を選べば通れる状態でした。一度、熊本市内まで行きましたが問題なく通れました。

 高速道路は熊本インター付近がやられていて、1つ手前の植木インターまでしか来られず、その後は一般道を使うしかない状態になっていました。植木から一般道で来た人の話を聞いたところ、大渋滞で5時間くらいかかったそうです(普段なら1時間もかからない)。

 グーグルなどが提供している「通行実績マップ」は役に立ちました。それによると、植木より1つ手前の菊水で降りて国道325号線(空港経由の道)を抜けられることがわかったので、姉が岐阜から来る際にはそのルートを指示しました。おかげで姉は、渋滞に遭わずに1時間足らずで来られたそうです。

空路

 空港は本震で受付カウンター周りが崩壊し、営業停止になりました。

 稼働し始めたのは19日からで、東京へは大阪経由のみが運航されました。直行便が出たのは、翌日の20日からでした。

新幹線

 14日の前震で、すでに全線が運休になっていました。それに本震が加わり、復旧は難航すると伝えられました。全線が開通したのは、13日後の27日からでした。

鉄道

 鉄道もJR鹿児島本線の熊本・福岡間が運休になりましたが、復旧は早く熊本・福岡は18日から、全線が21日から開通しました。


 このように、すべての交通手段が奪われて、私も東京に戻ることができなくなりました。しかし、今回の地震の規模から考えれば、全体的に交通インフラの復旧は早いと感じていました。