そして今

〜5月25日
両親に移転してもらい、どうにか一段落。だが、災難は続いている。ここでは、震災が及ぼした影響と、公的支援の状況などについてお伝えする。

●公的支援

甚大災害指定、特別予算

 政府の対応については、初期に「激甚災害認定」に慎重との報道が出たときは、一体何を見て言ってるんだ、と思いました。その後、首相の視察もあり、激甚災害認定が行われ、特別予算も組まれ、最終的には最大級の災害支援が得られることになり、安心しました。


 実際に、父の医療費は保険が使えず、とりあえず全額を支払うことになり、少ない手持ち現金から支出しなければならかったそうです。被災者は当然、現金の持ち合わせがありません。銀行に行けばあるでしょうが、現地ではATMは動いていなかったし、不慣れな土地では金融機関からの引き出しも慣れておらず、カードや通帳も不自由です。

 素早い災害指定と公的支援は、実際に必要なことだと思いました。