今回は2017年1月~2018年3月に起こった出来事を記録する。(地震では家屋や建造物の被害に注目が集まるが、その影響からその後に身に降りかかる災難もまた未体験で想像を超えていた。私事ながら、あまり報道されていない面もあるので、皆様の参考になればと思う)
父の葬儀から間もありませんでしたが、母の心配もあり正月も帰郷しました。元旦は、仮設住宅から近いこともあり阿蘇に初日の出を見に行きました。震災後はじめての初日とあって大勢の人が来られており、一緒に父の冥福と復興を願いしました。
阿蘇には「阿蘇の涅槃像(ねはんぞう)」という名物風景があるのですが、お釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ていることが由来です。初日を見た後にそちらにも行ったのですが、これまで見たことのない荘厳な涅槃像が見られ、父の供養になったような気がしました。
実家には母屋のほかに納屋があったのですが、屋根瓦が落ちたりしたものの、幸い躯体は無事でまだ利用することができそうでした。
そこで、業者さんにお願いして、これを物置として活用できるように修理しました。電気も引いてもらえたので、立派なものができました。
さっそく、トランクルームに入れていた品々を引っ越ししました。ただ、やはり選別と移送には苦労しました。車で5回くらい運んだでしょうか。これでトランクルームのほうは、お役御免となりました。
仮設住宅内に新築希望者のためのモデルハウスができていたので、見学に行きました。3軒建っていたのですが、いずれも1500万円くらいのもので、復興住宅だけあって、耐震基準が最高でバリアフリーをうたっています。
見ていたら、我々も新築の家がほしくなってきました。