今回は2017年1月~2018年3月に起こった出来事を記録する。(地震では家屋や建造物の被害に注目が集まるが、その影響からその後に身に降りかかる災難もまた未体験で想像を超えていた。私事ながら、あまり報道されていない面もあるので、皆様の参考になればと思う)
益城町最大の仮設住宅とあって、慰問の人たちがたくさん来てくれます。大物有名人も来てくれるそうです。私が帰郷しているときは、大相撲の力士さんたちが慰問に来られ、大勢の人が迎えていました。母も嬉しそうでした。
全国から、りんごやメロンなどの果物、また名産品などの差し入れが次々と届くそうです。それに、住民の人たちが自分の手料理を近隣にお裾分けしてくださるそうです。ありがたいことです。
仮設住宅の住人は、希望すれば家庭菜園用の畑がもらえます。さすが田舎、嬉しい配慮です。広さは、3m×6mくらいでしょうか。母も提供してもらえ、さっそく野菜作りを始め、生活の励みになっているそうです。
母は、震災の前は三味線教室を開いていました。震災で中断していたのですが、お弟子さんからの要望があったり、仮設住宅で習いたいという人が居たりしたので、再開することになりました。仮設住宅の6畳の寝室兼居間を使っての三味線教室。ちょっとびっくりですが、前向きな感じがしていいなと思いました。
母の三味線は長唄なのですが、地域の人には民謡三味線のほうが人気があるということで、民謡を主に教えています。そんな折、私の知人の奥様が昔使っていた民謡三味線を使ってほしいと無償で送ってくださいました。生徒さんの稽古三味線として活躍しているそうです。ありがとうございました。