2017年1月~2018年3月に起こった出来事(復興に向けて)

今回は2017年1月~2018年3月に起こった出来事を記録する。(地震では家屋や建造物の被害に注目が集まるが、その影響からその後に身に降りかかる災難もまた未体験で想像を超えていた。私事ながら、あまり報道されていない面もあるので、皆様の参考になればと思う)

所感

益城町、熊本のいま

 丸2年が経ったので、益城町も熊本もだいぶ復興してきました。次の2枚の写真は、2度目の地震の際の実家のまわりの景色と、いまの景色です。がれきがなくなり、建て替えも進んでいることがわかります。しかし、空き地が多く、いまなお再建の目途が立たない方々も多くおられると聞いています。今後の再建が叶うことをお祈りいたします。

 次の写真は、西側から見た阿蘇の景色です。崩落したことで、テレビで再三報道された阿蘇大橋があるのもこのあたりです。山々の削られた山肌が、いまでも地震の猛威を生々しく記しています。これが自然になじむには永い時間が必要なのでしょう。さらなる復興を願います。

環境が変わることの怖さ

 家だけでなく、生活環境がとても大事です。日ごろ何気なく生活していると気づかないことですが、今回の被災で、家はもちろんのこと、家族、親戚、近隣の人たち、友人、近くのお店、かかり付けの病院、神社やお寺、野山の景色など、我々は実にさまざまな環境に守られて生きているということを実感させられました。失ってみてはじめて分かりました。

想像できることが大事

 大地震に備えることは、日常生活の中ではとてもむずかしいことだと思います。水や食糧を備蓄しておけばいいのか、耐震補強をしておけばいいのか、・・・。しかし一番大事なことは、その際に起こることを「想像できるか」ではないかと思いました。

 家がなくなることもある、いつも使っているお店や施設が使えなくなることもある、避難所に行くこともある、病気になることもある、そして死の危険があることを日常生活の中でも想像できていれば、当事者になったときの対応は違ったものになると思います。この記録が、皆さまの「想像」のお役に立てば幸いです。

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