避難所生活

4月16日朝〜19日
救援に来たつもりが、何と、自分も避難者になってしまった。ここでは、本震後の避難所生活の様子をお伝えする。

●マスメディアの取材状況

報道の大事さを再確認

 私が現地に来たときから、すでにかなりの数のマスコミが入っていました。取材対象は、皆さんがご存知のように被害の激しい現場や避難所に集中していたように思います。

 ネットの一部では、今回の熊本地震の報道姿勢にやり過ぎとの批判が上がっていましたが、私はそれに該当するようなシーンは見なかったので、それについてはわかりません。ただ、前震のときからマスコミが入っていたおかげで、被害の状況が早く的確に全国に伝えられたのだと思うので、やはりマスコミの力は大事だし、必要だと再確認しました。

 自宅の近くを見回わっているときに、読売新聞の記者に出会いました。その記者は被害の激しい地域を一人、足で回っておられました。聞いてみると、亡くなられた方の家を訪ねて、ご家族にその経緯や人柄をインタビューし、1~2週間後に記事を掲載するとのことでした。地味だけど大事な仕事をされていると思いました。