5月3日〜7日
ゴールデンウィークに再び帰郷。ここでは、2週間後の実家の様子や、手伝いに来てくれたボランティア、証明書類の手続きなどについてお伝えする。
今回、水が生活にとても大事なことを実感しました。飲み水は当然としても、それ以外に、歯磨き、洗顔、料理などにも結構な量が必要でした。
水は、2リットルボトルが6本入ったダンボールを2個、家内が持たせてくれました。私は飲む水のことしか頭になかったので、1個で十分じゃないかと言っていたのですが、何もわかっていませんでした。実際は、それでも足りずに、避難所から分けてもらうことになりました。
また、それらの上水のほかに、トイレ、洗い物などに使う中水がとても重要なことを改めて知りました。問題は、それらの中水用途には配給のペットボトルなどはもったいなくて使えないということです。中水は飲み水などの上水より多くの水量を必要とします。実際には、自衛隊の給水や水が出ているところからもらってくることになっていました。従兄の家でも、近くの家から分けてもらっているとのことでした。
その点、うちの実家はモーターによる地下水汲み上げがあったので、本当に助かりました。トイレは、あらかじめバケツに汲んでおき、都度流すという方法で対応しました。
実は、うちの隣にも小さな避難所ができていたのですが、うちのモーターの水の蛇口までホースを引き込んで利用されていました。許可したわけではないのですが、誰もいなかったので、後で断ろうと思い使わせてもらったとのことでした。私もお互い様だと思ったので、悪い気持ちにはなりませんでした。
うちの地下水はとてもおいしい水だったのですが、地震後は濁ってしまい飲み水にはできませんでした。もし濁っていなくても地震により悪い成分が混じった可能性もあるので、飲むことはできなかったでしょう。
ちなみに、叔父の家では雨水をペットボトルに溜めているそうで、その数、数百本だそうです。恐れ入りました。