GWに再び熊本へ

5月3日〜7日
ゴールデンウィークに再び帰郷。ここでは、2週間後の実家の様子や、手伝いに来てくれたボランティア、証明書類の手続きなどについてお伝えする。

●り災証明の申請

これが重要だが、なかなか出ない

 被災した家は、「り災証明」という証明書を貰わなければならないとのことです。

 り災証明とは、家の被害程度を公的に証明する書類のことで、程度により「全壊」「大規模損壊」「半壊」「一部損壊」に区分けされています。この書類はとても大事で、その後の公的支援や義援金の分配率などに影響を与えるそうです。

 手続きとしては、まず役所に申請をして、その後に公的な現地審査が行われ公布されます。ただし今回は、その担当役所である役場が崩壊していて、地震直後の申請はままならない状況でした。

 今回の帰郷でも役場は復旧できていなかったので、複数箇所に分散して受付が行われていました。私は町営幼稚園で手続きしたのですが、正式な役場の方ではなく応援の方だそうで、事務的な対応で、それ以上の情報やアドバイスは得られませんでした。

 その際に、「明日から家具のり災申請も行われるので、そちらもお願いします」、と言われ次の日も出向いたのですが、聞いてみると、家具のり災証明は、地震保険に入っている人のためのもので、うちには関係ないとのことでした。先に言ってくれればと思ったのですが、前日の係の方もそのことはご存じなかったようで、こういうときはしかたのないことかと思いました。

 ちなみに、うちの地域では地震はないと思われていて、保険の営業の人も「ここは地震保険の必要はないでしょう」と言うので、入っていなかったそうです。

 それと、り災証明の際には家の状況写真を用意しておいたほうがいいと知人からアドバイスされていましたが、申請時にはその必要はありませんでした。ただし、家具のり災証明の場合には、写真を添付するように指示されましたので、そこでは必要になるようです。


 り災証明の程度を判断する基準がネットに上がっていたので、事前に知識を得ていました。家が倒れていれば即、全壊。また柱がある程度まで傾いていれば全壊判定とのことでしたので、柱の傾きを測ることにしました。

 ちなみにその基準とは、120cmのひもを垂らして、柱からのずれが6cm以上あれば全壊というものです。これを家の四隅で測るのが正式だそうですが、全部はむずかしいので、1本だけ測り写真に収めました。結果は7cmでした。